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リア


心臓が飛び出そうなくらい激しく鼓動する。いま俺の後ろには一糸まとわぬリアが一生懸命に背中を洗ってくれている状況だ。


こんなかわいい子に背中を流してもらうなんて日本じゃありえなかった。運もいいし、異世界に来て本当に良かったと思う……だめだ、ちょくちょく背中に当たるリアの柔らかい感触が俺を現実へと引き戻してくる。他のことを考える一切の余地を与えない。さっきからリョウのリョウがまるで別の生き物かのようであり、真剣にやってくれている手前できるだけリアにばれたくはない。


「ご主人様、前を洗いますのでこちらを向いてください」


おっと、絶体絶命のピンチだ。今振り返りでもしたらそこに視線が集まるのは間違いない。


「前は自分でできるよ…」


「ダメですよ、ちゃんと綺麗にしないと!ほら」


そう言ってリアは俺の前に回ってきた。ダメだ、隠すのが間に合わない、もうどうにでもなれ……ん?普通に洗われてる?なにも気にしてないのだろうか。


瞑った眼を開けると、そこには張りのある二つの膨らみを揺らしながらリアが一生懸命に俺の足を洗っていた。どうやら俺のリトルリョウに関して気にしていないようだ。それよりも俺の目はリアの綺麗な体に釘付けだった。すべすべした肌に綺麗なくびれ、そして本当に食べることが出来そうなくらい柔らかく揺れる双丘。


俺の手はリアのもつ魅力という魔法に引き寄せられ、いつの間にか両手で双丘を揉みしだいていた。


「んんっ……ご主人様?そんなことされたら洗えません…」


顔を赤くして目を逸らすリアを見て俺は理性が外れた。


「もういい、今度は俺の番だ」


そう言ってバスチェアに座る俺の膝の上にリアを対面するようにリアを座らせる。そして腕を余裕を持たせる感じで首に回させた。それから俺は自分の欲求を満たすようにリアの体を隅々まで洗った。


「んん…はあ、ん…」


リアはおそらくくすぐったさで声を我慢できていなかったが俺は気にも留めず続けた。全体を洗い終えると、リアを立たせ、今度は俺が後ろから腕をリアの腕の下を通し前の膨らみを堪能する。もう洗うとこなど残ってないのだが、その二つの膨らみが放つ魔力が俺を飽きさせることなく引き付けたのだ。つまり俺は悪くない。


「はあ、ん…あっ…」


リアは声を我慢できてない様子だった。そのリアの声をもっと聴きたい。そう思い反応が良い所を重点的に洗う。


「もう、あ…ダメです、ん…」


さんざん洗いっこをした後、風呂を出てバスタオルで体を拭く。この時もリアの体に着く水滴を一つも残さないように拭いてやった。


ベッドに行くと、リアの方から手を握ってきた。そして上目遣いで口を開く。


「ご主人様…初めてですので、その、優しくしてください…避妊の薬は飲んでおります」


俺はそれからのことをあまり覚えていない。確実なのは夢中になってリアと求めあったことと、優しくするという約束は守れていなかったということだ。俺はそんな甘い夜を過ごした。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


朝起きると、腕の中に温かみを感じた。今まで感じたことのない心地よい感覚に俺はずっとこのままでいいと思った。温かみの正体であるリアを見ると、もう目が覚めてるようで目が合った。


「おはようございます、ご主人様。早く起きたのですが、ご主人様が放してくれませんでしたのでこのままで待っておりました」


確かに俺の四肢はリアを放してやるものかと絡みついている。申し訳ないな。


「ごめん、きつかった?」


「いえ、暖かいです」


良かった。もう少しこのままでいたい気もするが、きりがないのでリアを俺の四肢から解放し、ギルドに行く準備をする。


服を着替えて装備を整える。武器はオーガから奪った剣でいいだろうと手に出すと、かなり大きいことが分かった。あいつらが片手で持っていたから小さく見えていただけで俺が持つと大剣みたいになるな…。


「ご主人様!その剣はまさかオーガの宝剣ですか!?」


「え、そうなの?」


「そうなのってご主人様、剣を持っているオーガキングもそうそういないのにさらにドロップするなんて…。武器を持って現れる魔物には二種類ありまして、冒険者の遺物を扱っている場合とその魔物特有の物を扱っている場合です。前者の場合、魔物を倒すと手に入れることが出来ます。ですが後者の場合、ドロップしないと手には入りません。どちらにしても出会うのはかなり珍しいです」


これまたすごいのを持ってたんだな俺。でもなんで珍しいのに知ってるんだろう。


「なんで知ってるの?この剣見たことあるの?」


「ええ、この剣は何百年前の勇者が使ったとして王都の博物館に飾られています。そのため知っている者も多いと思います」


「なるほど…じゃあこっちの剣は?」


俺はオークの剣を出す。見るのはあの時以来だが、これもかなり大きい。


「何でしょう…?強い剣であることは分かりますが…」


これは見たこともないのか。魔眼でしっかりと鑑定すると、見たことない表記があることに気付いた。



オークの宝剣(ランク5) 〇 〇



ん?なんだこの〇は。


「武器の横にある〇についてなにか知ってるか?」


「〇ですか?なんでしょう。存じ上げませんが」


この世界の常識として知られているものでは無さそうだな。まあ、おいおい知っていけばいいか。それにしてもこの大剣を担いでギルドに行くのは目立ちすぎるか。あとで適当に剣を買おう。俺とリアは身支度を終え、宿を出た。


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