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プロローグ


俺の名は真島 鉄心(まじまてっしん)16歳 12月15日生まれだ。

俺は陽キャだ。意味知らんけど みんなからそー言われてる。俺はよく話すやつが大好きだ、無口なやつは苦手かな 気まずくなるし

そんな俺には生まれつきで奇病を持っている

その病気はまだ解明されてないらしい。親はそんな病気に負けない鉄の心を持って欲しいから鉄心と名付けたらしい。

俺はこの名前が大好きだ。だって語呂いいし、カッコいいし なんせあだ名まで付いてるからな!


???「てっちゃーん!!」


そうそれ!てっちゃん! って ん?

あ、勇樹だ。


伊達勇樹 16歳 2月4日生まれ(多分)

俺の親友だ、勇樹はイケメンで(俺よりじゃないケドね)優しくて(俺の方が優しいケドね)頭良くて、サッカー部とかいう神に選ばれし子だ。

神は理不尽だ。勇樹には、あれだけ与えておいて、俺には奇病という鎖で俺の命をしめるんだ、

待って俺めっちゃカッコイイ言葉が言ってね?


「何ボソボソ言ってんの?」勇樹が心配な顔で尋ねる。

「おい、その顔やめろ、なんかバカにされてるみたいで腹立つ」


「てかさ、てっちゃん時間やばくね?」「んあ?」


7:55分!?!?


あれれー?僕が家に出たの7:30なんだけどー……

え、オワタやん

「やばァ!?急ご勇樹!」

「だな」

慌てて走り出す。息が辛い。てか、カバン重くね?

「マジ、はぁ 俺ってさア 神に嫌われてんのかなァ はァ」

「てっちゃんの事、嫌いな奴なんて居ないだろ」

勇樹がそんな事を言う

こいつ、俺が勇樹のファンクラブ(勇ファン暗殺部隊みたいなクラブの中の特殊部隊)に狙われてんの知らねぇのかな?

ほっんと命がいくらあっても足りねぇよ、ほっとに…


「てっちゃん、そこ信号ないよー」と勇樹に言われた瞬間

キキィイイーーとすごい摩擦音がしてくる。

「ん!?」

なんか、ぶつかった?ん?なんだか右肩がすんげぇ痛てぇ あれ?立てねぇ なんでだ? なんか、頭がボーンってする。なんか視界が霞んでくる。

てか、アスファルト?今、俺寝そべってんの!? え?なんか、知らない爺さんが来た。

「おい!ボウズでぇじょうぶか?」

あ、俺 病気で倒れたのか 医者の話だと まだだったのに

勇樹が慌てて駆けつけてくる。

「てっちゃん!?大丈夫?てっちゃーん、頼む 立ってくれよ!」

勇樹が今にも泣きそうな顔で問いかけてくる

「おい、ゆう、き 俺を誰だと持ってんだ?笑かすなよ 不屈の鉄心様だぜ?大丈夫に決まってんだろ」

やべぇー、そんなこと言ってるけど、全然大丈夫じゃねー。はぁ、ついに来たか、ほんとにいつもお前とは隣り合わせだったよ、まぁ、病死ならまだいいかな 俺が死ぬのも自然の摂理 仕方がない あー、もうそろそろかな、

「てっちゃぁあ゛ん」

勇樹が泣き叫んで俺の名を呼んでくる。

ほんとに、まじですまない 勇樹 最後に別れの言葉を伝えたいが、喋れる気力すらねぇー、息が苦しい

ザワザワと周りがざわつき出す

「可哀想よねぇ、まだ若いのに【事故死⠀】だなんて」


ん?んんんん???おっい!ちょぉぉっとまってぇ!?事故死!? あの肩の痛みって車!?いや、自転車か って冷静に推理してる場合じゃねぇ!?

あっ、やっべー助けてぇ勇樹助けてぇー泣

やばい、意識が、もうろうと、し、て


カムバぁぁーく!かむばぁっく!いかないでぇへー泣


かむばぁっくぅうぅううう


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