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第二十三話 異常種再び

そして朝の待ち合わせ時間に「門」の前に全員集合しダンジョンへ入っていく。

そして銀二が先導してダンジョンを歩きモンスターを仕留め。

時に木の実などの植物を採取していく。

荷物はアイテムボックスの中へ入れているので彼らの歩みに変化はない。


そして今回の最終ターゲットについて銀二は説明を始める。

「このまま進むとフィールドボスのエリアに入る。」

「どんな相手ですか?」

「レットベアという熊のモンスターじゃな。大きさは3メートル程あり属性持ちで火を吐いてくる。」

「大丈夫ですか?」

「大丈夫じゃろう。油断は出来んがな。」


「まだしばらく到着には時間がかかる。それまでにスキルの説明をすませておこうかの。」

「お願いします。」

「まずスキルじゃがお嬢さんは儂と同じ意思疎通はもっとるな。」

「あります。ただ私のは動物限定で人は出来ません。」

「そうか。そこは恐らく天職の違いによるものじゃろう。儂の天職は猟師じゃから周りとの連携が不可欠じゃからな。この事から同じスキルでも天職によって効果が違う。それにレベルによってえられる恩恵は増加するようじゃ。儂が最初にこのスキルを使ったときは今のように強くはなかった。」

「私との効果の違いが気になっていましたが、そう言う事だったんですね。」

「そうじゃな今後も精進すればまだまだ先はあるじゃろう。」

「分かりました。」


そして彼らはフィールドボスのエリアへと入って行く。


「この辺からレットベアのエリアじゃ。クロ、警戒を頼むぞ。」


そして一行はしばらく進むとクロが話しかけてきた。


「銀二、ちょっと様子がおかしい。空気がピリピリしている。レットベアにはこんなプレッシャーは出せない。」


「この先に何かあるという事か。よしここはこいつの出番じゃな。嬢ちゃん鳥を使った偵察をやって見てくれんか。」

「わかりました。あと気楽に彩とよんでください。非常事態が起きた時には名前の方がいいでしょう。」

「そうじゃな、それじゃ彩ちゃん頼む」

「わかりました。」


彩は銀二が連れてきた小鳥に指示を伝え偵察に向かわせた。


「確認しました。どうやら数匹の猿がいるようです。」

「なに、猿じゃと。確認じゃがその中に一匹他より大きい者はおるか?」

「確認します。・・・いるようです。」

「やばいの。そいつはここの異常種じゃ。」

「異常種!」

「そうじゃここの異常種は階層がないため徘徊する。もしかしたら出口付近までくるかもしれん。そうすれば危険じゃ。」

「倒せるのですか?」

「このメンバーならば不可能ではないじゃろう。しかし奴らは狡猾じゃ。近づくにしても細心の注意がいる。」

「何か仕掛けてくるのですか?」

「奴は罠を使う。簡単なものしか使わんがな。」


銀二は自分たちが風下もであることを確認すると全員を集め作戦会議を始める。


「奴らが現れた以上、討伐は確定じゃ。ただどうやって倒すかじゃな。」

「こういうのはどうですか。まずは舞さんと銀二さんで遠距離から攻撃しては」

「異常種は恐らく躱してしまうぞ。」

「周りの取り巻きを処理してくれればいいですよ。それであちらから接近してくれればいいですがそうでなければこちらから向かうしかないですね。」

「それしかないか。もしこちらから近づくときはしっかり足元を確認するんじゃぞ。」

「分かりました。」


そして、銀二と彩はまず異常種に狙いを定め攻撃を開始した。

しかし、先制攻撃は銀二の攻撃はかすめるにとどまり。彩の矢は直前で払われ当たらなかった。


「舞ちゃん取り巻きを狙え。」

「分かりました。」


彩と銀二はすかさずターゲットを切り替え周りの猿を打ち抜いていく。

それに怒った異常種はこちらに突進してくる。

かなりのスピードだが到着される前に何とか取り巻きの猿たちを倒し終わる。


「俺とスノーが前に出てあの突進を止める。相手の足が止まったら総攻撃だ。」


そして俺たちは奴と接触する直前、両手に何かを持っていることに気づいた。

しかし気づくのが遅かったため奴の行動を許してしまう。


奴は俺達から20メートルほどの位置で止まりまず右手を振りかぶる。そして手に持っていた複数の石を俺とスノーに向けてはなった。


俺は手を使い防御し、スノーは手にした盾で前を隠し防御した。


それを見た異常種は左手を振りかぶり何かを放り投げる。

何かがぶつかり足元へ落ちていく。


その瞬間クロが叫ぶ


「毒蛇だ注意しろ。」


俺たちは足元を確認しその場を離れようとする。しかし一瞬遅かった。蛇は俺たち二人に噛みつき毒を注入する。


俺とスノーは即座に蛇の頭を落としたが強力な毒を直接流し込まれたために動きが鈍り始める。

解毒ポーションは所持しているが異常種は瞬時に俺たちに接近し回復の時間を与えない。

それを見たクロと彩が援護に向かう。


しかし防御力があるのか彩の攻撃はダメージにならずクロの攻撃は持ち前のスピードで躱している。そして接近戦をしているため舞と銀二は攻撃ができないでいた。


(毒が急激に回ってくる。・・・やばいな。)


その時、さらなる問題が起きる。とうとう彩さんの双剣が折れた。

その瞬間を逃さず異常種は彩さんに一撃を入れ吹き飛ばした。

かなりのダメージなのか起き上がれない。


「彩さん大丈夫ですか?今ポーションを出します。」


すかさづ舞が駆け寄りポーションを飲ませる。自衛隊から支給されていた中級ポーションのようだ。それを飲み回復したようだがまだ起き上がれない。中級を使うということはかなりのダメージだったのだろう。


それを見たスノーが逆上し無理な攻撃を仕掛ける。毒の周りが早くなりとうとうスノーは膝をついた。


それを見た異常種はスノーに止めの攻撃を仕掛ける。


しかしそこでクロが割って入り何とか防御をしたが左腕がいかれたようだ。


俺はここで時間を稼ぐために手札を切る。

まず{守りの左手}を使いクロの防御力を上げ。

{救いの右手}を使い左腕を回復させる。

そして更に{身代わり}を発動する。


「クロ、俺のスキルで回復と強化を行った少し持ちこたえてくれ。」

「わかった。」


俺はパーチィーの立ち直りをはかるためいったん引く。

直後鋭い痛みが走る。

{身代わり}の効果が発動したようだ。


俺は痛みに耐えスノーを連れいったん下がる。

スノーに解毒ポーションを飲ませ。俺もポーションを飲む。

これで毒による継続ダメージは消えた。

そして即座に回復系のポーションを飲み傷を癒した。

そのあいだクロは何とか持ちこたえてくれた。

どうやらクロだけになったことにより銀二も攻撃できるようになったようだ。

さすが長年の相棒だけはあり息の合った連携をしている。


しかし前衛一人であの異常種の相手は無理があったようだ。

かなりのダメージを受けている。

そして一瞬の隙をつき異常種は攻撃相手をまだ倒れている彩に向ける。


クロはダメージから一瞬動きが遅れてしまい対応が間に合わない。


その時スノーが立ち上がり普段よりもはるかに速い速度で飛び出した。

どうやらスキル{騎士の誓い}が発動し能力が50%アップしたようだ。

異常種の前に立ちはだかり彩を守る。

まさに騎士の姿を体現しスノーは彩を背後に守り続けていた。

俺も遅れて到着するが異常種に攻撃が届かない。全てボクシングのスウェーのように躱される。


焦ったサトルは剣を握る手に力が入る。

その時偶然にも剣に魔力が流れた。

剣からわずかな衝撃波が出たことをサトルは感じ取る。


(試している余裕はない。これに賭ける。)


「スノー、もう少し耐えてくれ」


サトルはそう言い再び異常種に切りかかる。奴はそれを先ほどと同じようにわずかに下がってかわそうとした。


その瞬間サトルは一気に魔力を剣に注ぎ込んだ。

そのとたん剣から魔力の斬撃が飛び出し異常種の胸から腹にかけて深い傷を刻む。


その隙を待っていたかのようにスノーも剣により相手の腕を切り落とした。


すかさずクロも抜き手を腹に放ちサトルの付けた傷を広げる。


そして目をつむっていた彩が起き上がりった。

アイテムボックスから予備の双剣を抜き異常種の首を深く切りさいた。


しかし今だに止めには至っていない。


すると銀二は銃を構え舞は弓を構える。

そして銀二は心臓を打ち抜き、舞は頭を吹き飛ばした。


それでようやく異常種は光の粒子のなり消えていった。

そこには魔石が一つと粘土のようなものが転がっている。

読んでいただきありがとうございます。

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