表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/114

第二十一話 生存者発見

スノーは匂いをたどり歩いていく。

そしてしばらくすると前方にモンスターを発見した。距離は300メートルほどだろうか開けた草原の中をバッファローのような牛が歩いていた。


「サトルさんあそこにモンスターがいます。」


最初に気づいたのは弓使いの舞だった。


「開けているから見つけるのはむつかしくないですね。」

「はい。しかしあちらからも発見されやすいため注意が必要です。同時に複数の敵に見つかると少し厄介です。幸いあちらはまだ気づいてないようですが。」

「そのようですね。どうしますか。」

「あれは強さで言えばコボルトくらいの相手です。私が弓で仕留めます。」

「この距離で大丈夫ですか?」

「はい、この距離なら問題ないと思います。外れてもこちらに誘き寄せることが出来るので問題はありません。それではいい所を見せましょうか。」


そう言って弓を構える。

そして一瞬の停止の後、矢を放った。

矢は一直線に飛んでいきモンスターの頭を粉砕し光の粒子に変える。そして何かがドロップしたようだ。


「なんか刺さるのではなく粉砕したような・・・。何が起きたのですか?」

「私にスキルはありませんがこの弓には対象を破壊する能力が付与されています。」

「そういう武器はダンジョンではよく手に入るのですか?」

「いいえ、滅多に手に入れることは出来ませんね。運がよかったんです。サトルさんの剣は鑑定途中ですからもう一度しっかり鑑定士に調べてもらえば何かあるかもしれません。最低限、状況で刃こぼれを全くしていないのはおかしいです。何かの能力はあるかもしれないですね。」

「そうですか。帰ったらお願いしてみます。」

「・・・・それで、どうですか?見直しました?」

「ええ見直しました。かっこよかったですよ。」

「ふふふ、良かった。」


「悪いがそろそろ行かないか?」

「あ、ええ、そうしましょう。」


そして先ほど倒したモンスターのところに行くとお肉が落ちていた。


「ワン」(主、おいしそう)

「これはお肉ですか。」

「はい。彩さんたちが行っていたダンジョンは回復系のドロップがメインですが。ここでは食材がメインでドロップします。このお肉は高級品ですよ。」

「食べられるのですか?」

「これは食べられます。ただ毒を持ったモンスターは食べられません。ここでは蛇肉がそれにあたります。」


ワン(主、食べたい)


「スノーが食べたがっているので食べさせていいですか?」

「構わないと思いますがお二人はどう思いますか。」

「今回の突入に際し毒消しポーションをかなりの数持ってきている。問題ないだろう。」

「俺もいいと思いますよ。」

「スノー食べていいそうです。」


ワンワンワン(肉肉肉~) グルグルグル


がぶがぶ(おいっし~~何これ初めての体験。私ここに住む~)


「・・・・」


「どうやら喜んでくれてるみたいですね。」

「そうだな捜索にモチベーションは大切だ。」

「私もうちの子に持って帰ろうかしら。」

「あ、俺もそうしようかな。」


そんな中、彩だけはスノーの声を聴き大いに悩むのだった。

そしてそのあと彼らがこのモンスターを乱獲したのは言うまでもない。


(なかなか先に進まん・・・・)


そして寄り道に時間をくった一行はようやく森の近くに到着した。

そしてスノーは新たなにおいを感じ取る。

(主、煙の匂いがする。)


「霧島さん、スノーが煙の匂いがするといっています。」

「わかった。そちらに向かってくれ。」

「スノー聞いたわね。そちらに向かって。」

「ワウ」(かしこまり~)


(この子、何処でこんな言葉覚えてくるのかしら?)


そして一行はキャンプ地を発見した。

「あれは生存者でしょうか?」

「そうであれば嬉しいのだが。」


その時、森側から熊のモンスター3体が現れた。


そして空には2メートルを超える鷲のようなモンスターも5羽ほど飛んでいた。


「急げ」


一行は急ぎキャンプ地に向かう。

舞はその場で足を止め弓での牽制に入り、他の者は全力で走りだす。

しかし、舞が弓矢を放とうとした瞬間、複数の銃声と飛び出す複数の影を確認する。


銃声1つで鷲型モンスターが1羽、光の粒子となり消えていく。

そして熊には複数の犬と黒髪の青年が挑みかかっていた。

どうやら青年は拳闘士のようで手に手甲を付け殴りかかっている。


そして俺たちが到着するころには戦闘は終わていた。


俺たちはキャンプ地に到着し、あたりを見渡す。

皆思っていたほど疲弊はしていないようで安心する。

そして、俺たちの前に数匹の犬と二人の男性がやってきた。


右の男性は60歳くらいだろうか。体は鍛えられており猟銃を肩から下げている

もう片方の男性にはなんと耳と尻尾がついていた。


霧島さんは右の男性に話しかける。


「私は自衛隊の霧島です。救助に来ました。」

「やっと来てくれたか。私は銀二という。助けが来たと知ればみんな喜ぶだろう。」

「それで、そちらの青年は?」


(す、素敵)

(スノー?)


「そちらの犬を連れたお嬢さんならわかるんじゃないかね?」

「え、あ、はい。わかります。スノー人型になって。」


スノーは人型になりると同時に魔力を消費し服・剣・盾を作り出し装備した。


(なんだか気合が入ってるような?)


舞と霧島はそれをみて驚いている。


「説明は必要か?」


「私は自衛官として情報だけはありましたから結構です。」

「私も知識としてはあるので大丈夫です。」


「そうか、あなた達が来たということはもう出られるようになったのかな」

「はい、我々で「門」を掘り起こし使用可能にしました。」

「そうか、それほどの災害になっていたか。」

「知らなかったのですか?」

「ああ、我々がここに逃げ込んでしばらくしたら「門」が通れなくなってしまってな。結局外で何が起きたんだ。」

「はい、あの雨で大規模な土砂崩れが起き何名も亡くなりました。」

「そうか、間に合わない者もいたか・・・。」

「災害が起きる前になぜ逃げ込めたのですか?」

「それは後で説明しよう。ここも安全とは言えない。儂はともかく他の8人をここから早く出してやりたい。」


「ということは探していた者はここに全ているということですね。分かりました。我々も警護に着くので外に避難しましょう」

「皆に話すので少し待ってくれ。」


そして準備を整え外へ向けて出発した。

読んでいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ