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【箱】詩

この広く遥かな空のどこかで

作者: FRIDAY

 

 気付けば随分と長い距離を

 ひとりで歩いてきたものらしい

 道連れは時折現れては消え

 いつの間にやら再びひとり


 思えばつい先程までも

 誰かと肩を並べていた気がするのだが

 振り返って見れば随分遠く

 隣の足跡は途切れていた


 それが彼か彼女だったか

 いつどこへ道を違えたか

 薄ぼんやりとして曖昧ながらも

 心地よく浸るには十分な思い出


 道のりは長く果てしなく

 時に止まり 時に迷い

 時に振り返り 時に戻り

 蛇行し 周り つまづき 転げ


 そうしていつしかまた進む

 そんな歩みの傍らには

 誰かがいたり いなかったり


 今はまたひとりだけれど

 明日の今頃はともすれば

 誰かがいるかも いないかも

 やや立ち止まり吐息する

 見上げる空は青く 高く

 

 ああ いつかどこかで君たちも

 私を思い出すことがあるのだろうか

 この広く遥かな空のどこかで

 

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― 新着の感想 ―
[一言] 寸評でなく、ただの感想です。 振り返り、前を向き、空をあおぐ、視点の動きがはっきりしていて、前向きというか上向きというか、がんばろうって気持ちになれます。
[一言] ジャンル 詩 一致 寸評 僕はあなたの定型詩は好き。とはいえ、これはまとめ方が綺麗で良い。 文章◎ 表現と総合 再びひとりとまたひとりのどちらの表現もあって、統一したほうがいいんじゃない…
[一言] ジャンル 詩 寸評 「チェリー」という曲を思い出す。きみをわすれない~♪ 文章 ◎ 表現 似てるってわけじゃなくて、ふとその頃を思い出すような詩。中性的。 総合 90年代は今も好きなジ…
2017/04/21 10:33 退会済み
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