斉藤君。
朝、八時半、先生がいつもどおり出欠をとり始める。
「秋山くん」
「はい」
「井上さん」
――――「神田さん」
「はい」
「……えっと佐藤くん」
「斉藤です」
※次の日
――――「栗田くん」
「はい」
「神田さん」
「はい」
「清水さん」
「はい」
「………………」
※さらに次の日
――――「栗田くん」
「はい」
「神田さん」
「はい」
「清水さん」
「はい」
「先生ー、佐藤くん飛ばしてます」
「斉藤です」
※さらにさらに次の日
――――「栗田くん」
「栗田くん」
「はい」
「清水さん」
「はい」
「先生ー、神田さん飛ばしてます」
「すみません、神田さん」
「はい」
「鈴木くん」
「はい」
「…………」
がんばれ斉藤君。




