とんだ珍客
御早う御座います!宜しく!
俺の反応を見て楽しむかのような間をあけてから、「うん。そうだ。見付けるのだ。程なくして。君は。新たなる客を。そして・・・」 再び、しばしの沈黙。やはり火星人は、俺の反応を見て愉しんででもいるということか。俺としてはなかば、狂人か、或いはそれすれすれの人間を客として乗せてしまったのではないかと後悔し始めているだけなのであるが。 いきなり背後からナイフか何かで刺されたりはしないかと少し警戒した方がいいかと身構えているだけなのであるが。 しかし、火星人としては、ひたすらマイペースを貫きたいようなのであった。 ふ、と鼻で嗤ったような気がしてから、言葉が続いた。 「君はたいへんな目に遭うこたになる。そこの野猿街道を抜けて、町田の方に入ってから、だよ・・・」 彼としてはまだまだ話を続けたいようなのであったが、俺はそれを遮って正直な感想を伝えることにした。火星人の話はちっとも要領を得ないし、何だかよくわからなあだけに恐怖まで与えられるが為に、安全な運行の妨げになると判断したからである。
「は?何を仰ってます?よくわからないのですかが。お客さん、酔ってます?」
御読み頂きまして、誠に有難う御座いました!




