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序章

はじめまして。kaineケインと申します。

不定期更新ですがお気に入り登録コメントでのアドバイスを良ければお願いします(切実)



――ふと空を見上げる。硝煙と鉄の匂いに(まみ)れ、戦火の煙でくすんだ空は、それでも憎らしい程に青いのだ――

「また、間違えたな...... だけど()は...... 」

そう言って、戦場にただ1人残った少年は――

()()()()()()――



パタン......と本を閉じる音が響き、誰もいなかった書斎に1人の少年が帰ってきた。 本とはある意味での()()()()だ..... つまり本を読んでいる間は、そこにいるが、()()()()()

そんな、世界旅行から帰ってきた少年…… 夜羽 悠は、本を棚に戻し書斎を出る…...

書斎を出れば、そこは吸い込まれそうなほど長い廊下が続く。書斎は3階の南側、最奥に位置しているから、1階の食堂までは階段を2階分降りる必要がある...... 3時間も椅子に座り続け、ひたすら本に没頭していた悠には、それだけでもとても億劫に感じる……

「あ〜、 腹減った……」 ボヤきながら、1階へ降りる。



「遅かったな? そんなにいい本が見つかったか?」

父であり、命の恩人であるグランがにこやかに聞いてくる。

「ああ、父さん実はとても面白い本を見つけてさ...... 気づいたら()()()()()()......」

「それは良かったじゃない、いい本に出逢えばそれだけ悠の世界は広がるのよ? いつか悠の世界はこの世界より広くなるかもしれないわねぇ」

母であり、養子の自分でも本当の子供のように育ててくれたオリヴィアがグランの言葉を攫う。

「ねぇねぇ!そろそろ食べようよ〜!」

この家の本当の娘、家族であり、俺の想い人のリゼットは、よほどお腹がすいているらしい。

「そうだな、待たせてごめんね?」

一応謝っておく。

「さぁ!皆揃った事だし食べようか…...」

こうして、いつもの日常が過ぎていく......

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