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【箱】詩

シャンプー

作者: FRIDAY

 



 青色のボトル


 その内になみなみと注がれた


 虹色に咲くとろりとした液体


 手のひらに二押し


 ゆっくりと丁寧に泡立てて


 濡らした髪に差し込む


 しゃこしゃこという軽やかな泡立ちとともに


 ほわほわとシャボン玉が舞う


 丁寧に髪を洗ううちに


 優しい香りが浴室いっぱいに広がる


 柔らかな泡を洗い流す頃には


 その香りが髪にもあたたかく染み込んで


 湯船に浸かる間にも


 私の心を和らげる


 お風呂を出て


 ドライヤーをかけていれば


 部屋いっぱいも香りに満たされる


 布団に入って眠るときにも


 ずっと優しく香ってくれる


 その香りのお陰で


 私はいつも


 素敵な夢を見ながら眠る





 そんな私は


 ボトルの表に刻まれた


 Shampooの綴りを見るといつも


 どうしてもこう読んでしまう





 シャンポー





 

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