表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88/270

あなたと夢の世界で

「ねぇ、さっきからずっと悲鳴が聞こえてくるあの大きな建物は何?」


ドリームスカイに着いてもう既にいくつか乗り物に乗ったのだが、里桜はさっきからそれが気になってしょうがない。


「あー、あれはテラータワーだよ!

すっげぇこえーーやつ!……ぽい!」


「えー!じゃああれ乗ろうよ!」


絶叫系が大好きな里桜は目を輝かせた。

しかし昴は首を振る。


「ダメダメあれは夜に乗るもんだから」


「えっ。そうなの?」


「夜景がやべーんだ。絶景だよ」


絶対に来たことあるなこりゃ。

そう思いながら里桜も瞳も顔を突合せた。


クマは翔の脇に抱えられながらソフトクリームを貪っていて口元がベトベトに汚れている。



「ねぇーそれより酒はあとどこにあんの?」


「え!瞳さっき飲んだばかりなのにまだ飲むの?!」


「あんなの飲んだに入らねーしー。てか私ここへは飲みに来てんだしさ。けっこーシーの酒良いっぽい。」


そういえば夢の国で未成年とバレたらどうなるんだろうか?

と里桜はふと思う。

夢の国だからなんでも大丈夫なのかな?



すると隣で翔がクマの口を拭きながら言った。


「そういえばさっき、なんとかラウンジとかっていうバーみたいなのあったよ。あそこならたくさん酒あるんじゃ」


「おし!行ってくるわ!どっち方向?」


言い終わらないうちに瞳が翔に詳細を聞き出した。


「ねぇ、瞳もしかして一人で行くつもり?」


「おう!一人で飲んでるからあんたたちは思う存分楽しんでおいでよ」


何食わぬ顔で言う瞳はもうそこへ行く気満々だ。

でも…1人って…

浮いてしまわないかとか、なんだかいろいろ心配な里桜は苦い顔をする。


「おいらも行くー!このオードブルがめちゃくちゃうまそーだ」


いつの間にか翔の脇で瞳のスマホを覗き込みながらクマが声を上げていた。


「んー…まぁクマが一緒なら…いっか。

さっきからやたらクマ抱えてる人多いし…」


視線を走らせる。

なぜかここではクマのぬいぐるみを抱えている人がやたら多いのだ。

中にはリボン付きの女の子のようなクマを抱えている人も。


少しは瞳も浮かなくて済む…かも。



「ぷっ。あれはダッちゃんだかってのだろ!メスの方は…なんだっけ、忘れたけどーとにかくスカイでは人気のぬいぐるみ…っぽい!」


「へぇ〜すごくかわいいもんね。」


「なにー!おいらのがぜってーかわいいっ!」


里桜のポツリと言った本音に反抗心剥き出しにするクマはすでに瞳に抱えられていた。


「はいはいクマ太郎は私と酒場に行こ〜ね〜。

じゃっ!またあとで連絡してよっ!」


そう言って手を振りクマと共に去っていってしまった。



「だ、大丈夫かな…酔っ払ってなにかしでかさなきゃいーけど…」


「大丈夫大丈夫、放っとこーぜ。つーか!まだ俺らアラジン行ってねーじゃん!行こーぜ!」


あぁ、そう言えばシーにはアラジンの建物とかアリエルの建物とかあるって言ってたっけな。


とりあえずなんだかんだ言っても里桜はうきうきが隠せなくて、昴と翔3人で歩みを進めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ