表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
254/270

7


昴は帰宅してから目の前の光景に目が点になり、再度ドアを閉めた。


ドアに寄りかかり、腕を組む。


これ、幻覚?

え、夢?



ドアの向こうでまだケタケタと喋り声がする。



もう一度ドアを開く。




「ぎゃははははは!!

クマ!やべーよそれ本当?!」


「おう、本当だ!

あいつの顔がすっげぇベトベトになっててそのあと」



パタン。


再度ドアを締める。




え、え、僕の頭おかしくなった?

それか…もしかして…


僕 どっかで死んだ?





キィィー…


もう一度ドアを開く。




「うっへぇぇ!!マジ?!

あの昴先生がー?!あんな強いのにー?!」


「おう。そいで、おいらがあいつが幻聴にやられてるところを助けてやって、で、あいつが初めて一閃を放ったんだ。全部おいらのおかげだが!」


「一閃てなにー?」


「てめぇ、んなことも知らねーのかぁ?

教師なのにあの馬鹿は何をやってんだ。

まぁ、てめぇにはまだはえーか。それよか、もっと前なんか、麻宮幸愛とかゆーガキにズッタズタに致命傷負わされて」


「えええぇ?!あの昴先生がー?!

なにもんだよそいつ!!」


「それは話すと長くなる。つーかもっといちごミルクくれ」


「ほいほい!待っててね!……ん?

わ!昴先生帰ってきてたの?お疲れ〜す」



目を見開いて突っ立っている昴。


クマは首だけで振り返った。



「よお。グラサン野郎。」




「く……く……」



「なんだ、ちょっと見ねー間に喋れなくなっちまったか?」



「く…くま…野郎……お前…」



唇がわなわなと震え、口に手を当てている昴を無視して大洋はクマにいちごミルクを投げ、またその隣に座って喋り出す。


「ほいっ!

で!さっきの続きだけどー!」


「おー、おいらどこまで話した?」



「ちょちょちょちょっと待て!お前ら!!」



「え?」

「お?」



ついている映画を全く観ていない上に、わいわいと喋っていたであろう2人に昴は様々な感情を抱きつつも、とにかく目の前の状況判断はさておき本題に入る。



「クマ野郎……どういう…ことだ?」



クマは至って冷静沈着な態度で言った。



「さぁな。つーかおいらが聞きてぇよ。

どうなってやがんだ、こりゃ。

てめぇが教師やってんとかも、なんの冗談か知らねーが。」



「……ちょっと来い!!クマ!!」



昴はクマを脇に抱え、別の傀儡を虎杖に投げる。



「大洋はそれ使ってちゃーんと映画を観ること!

いいね?

サボってた分、しっかりやってもらうよ。」



そう言って部屋を出る。



残された大洋はポカン顔のままドアを見つめた。




「なんだ……?わけわからん…。」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ