表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
244/270

13




俺は殺した。



親友のまま殺せた。



この手で…。





「……まだ笑ってんのかよ…」




翔の亡骸の前にしゃがみこんだ。

そして呆然と、かつての親友の眠る顔を見つめる。


突然、じわじわと目頭が熱くなった。



「…っ……ごめん…っ…」



呆然としていた昴の目から、意に反してとめどなく涙が溢れてきた。




「…そうだ俺は……っ…

ずっっっとお前に、謝りたかった…っ」




1番大切だったはずの

1番そばに居てくれていたお前を

救えなかったことを……




「…翔っ…俺さ……」




涙が滴り落ちる血まみれの冷たい手に触れる。





そして、ハッと目を見開いた。


自分の手首にもあるミサンガが、翔の手首でちぎれている。

埋め込まれていた水晶は割れていた。





「……お前が傷つかない世界を、俺が作るよ。

だからさ……」



昴は翔の肩に自分の上着をかけながら言った。



「だから、もしも生まれ変わったら、

その世界で一緒にまた笑おうぜ……」





自分で選んだ死に方で死ぬんだ。

今度こそ。




死ぬまで生きて、

今度こそまたみんなで


心の底から笑おう。





「またな…

暖かくして寝ろよ…翔…

おやすみ…」









天国で待ってろよ。


里桜と。





俺との最後の

約束だ。






" 何があっても負けるなよ

君は最強なんだから "






「俺さ……頑張るよ。」





.

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ