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6

今日の里桜の任務には、日和もついてきている。


これは後輩を育てるための実習も兼ねているのだ。


日和は道中からずっと緊張した面持ちでソワソワモジモジしていた。



「大丈夫ー?日和くん。そんなに緊張しないで。」


満面の笑みで顔を覗き込んできた里桜にドキリとなりながら日和は言った。


「すみません…足でまといにだけはならないように…気をつけます。」


先日もクマから罵倒されっぱなしだったので、今回は里桜さんでよかったぁなどと思っていた。





そうして着いた任務先の魔物の巣窟のようなその場所で、結局日和は彼女に庇われてばかりだった。


やっぱりA級魔術師の里桜さんは凄いなぁ…なんて思いながらも、日和自身ついていくだけで精一杯だった。



「おい!少しは役に立て!ひよっこ野郎っ!」


「っ!?え!なんでクマがいるの?!」


突然出てきたクマに、2人とも驚いた。


「近くだから任務終わりに寄ったんだ。今回はおいらだけだったからな。逆にそっこー終わらせることができたわ」


「な…なるほど…。とりあえず日和くん、あそこにいるのはC級以下のはずだから、ちょっとやってみようか?」


「えっ、あ、はははははいっ!」


里桜のにこやかな視線とクマの睨むような視線が突き刺さる中、ひとまず今の自分のできる限りの呪力を放った。


しかし…


命中したのはいいが、絶命させるほどに至らなかった。



「おいおい日和、冗談だろ〜。集中してんのかぁ〜?」


「こらクマ!……大丈夫だよ日和くん、焦らないでいこう!」


完全にバカにしたように呆れているクマとは対象的に、里桜は終始にこやかだった。


やっぱり翔さんににているなぁと日和は思っていた。

翔と任務に来た時も、本当にこんな感じだったからだ。

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