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翔は自室のドアをノックする。


「…里桜?平気かい?入っていい?」


「…あっ…うー、あと少し待って!」


奥から少し上擦ったような声が聞こえた。


「…わかった。ここで待ってるね」



廊下でスマホを確認する。



"ケーキ無事購入〜♪そっちはもう準備万端だよな?

サンタとトナカイちゃんといるよな?"



昴からやはりLINEが来ていた。

翔は短く息を吐きながら返信する。



"サンタは良い子の所へしか来ないよ"



ほどなくしてすぐにOKの声があり、翔は恐る恐る扉を開けた。


そしてその姿に驚愕し、危うくスマホを落としそうになる。


「・・・」


まさに破壊力MAXのミニスカ網タイツ、肩と鎖骨とヘソという露出ポイントMAXのサンタがそこにいた。

軽く目眩すら引き起こしそうになり、額に手を当ててその姿を凝視した。


「・・・翔?」


目を見開いたまま固まっている翔に、里桜はみるみる不安になる。


「ごめん、やっぱやり過ぎだよね…?」


「・・・」


翔が何も言わずに眉間に皺を寄せ始めたので、本気で焦りだしてきた。

そもそもこれが自分に似合うとは到底思えなかったし、その微妙な反応を見て初めて後悔し、後退りした。


「・・・翔っ…え…やっぱりこれっ…ダメだよね」


「あぁ…ダメだな……」


その第一声に言葉に詰まり、慌てて着替えようとすると、翔に腕を掴まれた。

そして、上から下まで舐めるように見られる。


「…っ…すぐっ」


「…絶望的にヤバすぎる…私の理性を保つのにダメすぎる姿だ…」


「えっ」


目を細めて優しく微笑みながら、頬に手を滑らせ、耳を触ってきた。


「このルビーもとても合っているし…やっぱり君は赤が良く似合うな…」


「……ホントに?」


「うん、最高すぎる…こんなに感想を述べるのが難しかったことは初めてだな…」


ニッコリと笑って頷く翔に、安堵と嬉しさで飛びつく。

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