表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
158/270

11

車内で目が覚めた里桜はこれまでの詳細を聞き、何度も何度も謝った。


「はーもういいって。そんなことよりなんか甘いもん食い行こーぜー!3時のおやつの時間じゃーん!ちょっと過ぎてっけど。」


「や…でも…私結局なんにもできなかった上に迷惑かけすぎて」


「迷惑なんて思っているわけないだろ。正直かなり肝を冷やしたが、里桜が無事で怪我ひとつない。これだけで充分だよ。」


にっこりと笑って優しく髪を耳にかけてくれる翔を見ると、逆にとても申し訳なくなってしまった。


「2人とも…ありがとうほんとに。」


2人に見つけて貰えなかったら死んでいたかもしれない。



「それに、あのときは私も昴も君が見つけてくれたから助けられたんだ。お互い様だよ」


あのときというのは2人が致命傷を負ったあの任務のことだとすぐに分かったが、里桜のテンションは低いままだ。

昴も、うんうんと頷きながら方位磁石を眺めだした。


「にしても佐々木のじーさんのこの呪具なかなかだねぇ。欲を言えばもうちっと分かりやすくしてほしかったけど。」


佐々木は運転しながらバックミラー越しに微笑んだ。


「お役に立てたのならなによりですが、それが私の精一杯なので。」


「いえ、充分すごいですよ。これのおかげで私も里桜も助かったようなものですから。」


「いや俺のおかげじゃね?!」



佐々木は、はっはっはと笑ってから言った。


「よろしければあなた方に差し上げますよ。あと1回分くらいは効力が残っているはずですから…。」


不思議なその方位磁石はありがたく受け取ることにした。



「おっ!クマ野郎もちょーど任務終わったらしい!佐々木のじーさんここへ向かってくれ!」


昴はそう言って佐々木にスマホを渡した。


「ていうか昴…ちびまる子ちゃんじゃないんだからその呼び方はやめなよ、失礼だよ。」


「ハハハ良いですよ好きに呼んでください」


佐々木はそう言って快く目的地へ向かってくれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ