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あの災厄から月日が経ち、冬になった。



「く〜りすますがこっとっしっもやぁ〜てくる〜悲しっかったできごとっをっ消し去るよぉっに〜♪」


「ちょっとうるさい昴!黙ってろ!

動画の音が聞こえねーだろ!」


「えぇー?!」


瞳のおもしろ動画を観ながら、里桜と翔とクマがゲラゲラ笑っている。

教室に入ってきた途端、邪険に扱われた昴は不貞腐れたように翔の腕を乱暴に引いた。


「っ!なんだ」


「なんだってなんだよ翔くん!わかってるだろー?」


不気味な笑みでニヤリと顔を近づけてくる昴に、翔は顔を顰める。


「はぁ?」


「クリスマスだよクリスマス!今年もあれやるだろー?」


「・・・」


翔は去年のクリスマスのことを思い出し、瞬時にまた里桜たちの方へ戻ろうとした。

が、また昴に腕を掴まれた。


「はぁ…昴。いい加減にしろよ。あれはやらない。

それからあれも、あれもやらない。」


「あ!わかったわかった!んじゃさー!

あれは里桜にやらせればよくね?」


「はぁ?君は何を言って…そんなこと」


「おっ!翔くん?あれと言ってわかるだなんて…

わかってるじゃないかっ!」


あからさまにニタリ顔になり、バシンと背中を叩いてくる昴から目を逸らす。


「ははは!やっぱ見たいんだ!見たいんだね?

里桜のアレ!」


「・・・別に。」


「なっ?!別にって…エリカ様かよっ!!

とりあえずあれは決定ね!超絶やべぇの用意しとくよ!お楽しみにね翔くんっ♡」


耳元で囁かれ、ぞわりと鳥肌がたった翔は瞬時に昴を押しやる。

するといつの間にか、近くにクマがいた。


「なぁ、あれってなんだ?」


「おっ!なんだ聞いてたのかプー太郎!

そうだ今年はお前もいるわけだ!存分に楽しもう!」


「だからなんだ?何の話だ。」


昴は不機嫌そうな翔の隣でサングラスを取ってウインクをした。


「ク・リ・ス・マ・ス♡ぱーりーだよ♡」


「・・・きも」

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