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2

それは翔からで、福岡での任務が一先ず完了したとのことだった。


«私と昴からすれば、そんなに大したことなかったよ。現地の魔術界にもう引き渡したところ。»


「あ〜よかったぁ、凄く心配してたんだよ。」


«ははっ、ありがとう。でも言ったろう?絶対大丈夫だって。それよりここ初めて来たけどすごく綺麗な所なんだ。海もきれいだし。今度一緒に来よう。もちろんクマも連れてね。»


その言葉に、里桜の顔は自然と綻んだ。

やはり、翔もクマのことを自分と同じように家族のような存在だと思ってくれているんだと知った。

いつでも3人で1セットだと。


「うん!約束ね!ところでせっかくだから、もっといろいろ観光したら?」


«んー……でもなぁ……»


責任感の人一倍強い翔は任務であるということなどいろいろと考えているようだ。


「帰るのは明日の昼過ぎでもいいじゃない。せっかくそこまで行ってトンボ帰りって勿体ないよ。今のところこちらも大きな任務はないし。」


翔の表情は見えないが、複雑そうに口ごもったのがわかった。

里桜は翔に早く会いたい想いはあるが、いつも真面目すぎる翔に少しでも息抜きしてほしいという思いも強かった。

それにこの親友2人は、2人でいる時が1番活き活きしていて素手いられているからだ。

2人が同時に駆り出されて、観光地に遠出しているこんな機会、実は滅多にない。



«…そうだな…ギリギリまでは観光するか。昴もはしゃいでいるし…»


昴が海ではしゃいでいるところが安易に想像できて、里桜は笑った。


「翔も楽しんでおいでよ。あ、でも次は私とクマも連れてってね?」


«はははっ。もちろん。で、里桜は今何をしているんだい?»


「私は今クマとカフェにいる。クマが甘いもの食べたいって言うからさ。すごーく可愛くてオシャレなんだよここっ。戻ってきたら、一緒に来よ!」


«ふっ。わかった。とりあえず明日中には戻るよ。»


「わかった!着いたら必ず連絡してね!」





一先ず無事が確認できて良かった。

状況は落ち着いているらしいから、あとは帰りを待つだけだ。


今なら、パンケーキでもなんでも喉を通りそうだと思ったが、注文するのはやめておこうと思った。


翔と来た時まで楽しみはとっておく。



里桜はクマの口を拭いながら微笑んだ。

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