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「っ!タンマ!!一旦ストップ!」


「は、何を言ってる!ここまで私に刃向かっておいて今更止められるわけないだろう!」


翔の手からは次々と魔物が出てきている。


「だから!俺が本気出したらやべぇから言ってんだよ!わからず屋がっ!」


「ほう、なかなか煽ってくれるな!だが安心しろ!今の私もなかなかヤバいわけだ!とことん付き合ってあげよう!」


「っっく!バカが!

こっちは付き合ってられねぇんだよ!」


「バカはそっちだ

ここまで私を怒らせたんだからなっ!!」



完全に殺気立っている翔に、さすがに昴もブチギレている。



「大概にしろよお前っ!!」


「っは!どっちが!!」



バキッ!!

グゴッ!!

ドカンッ!!




「どどうしよう、く、クマ!!

ととととめてきて!!」


クマはさっきから里桜の近くで寝そべりながら浮遊している。


「えーやだあー。おいら死にたくねーしー」


「くっ、クマなら行けるって!!

てかクマにしか出来ないよ!!」


「んー?それは命令か?ならやってやらんこともないが。」


「・・・」


この2人の相手ができるのはクマしかいないと思っている。

でも…もしかしたらさすがにこの2人相手だと…



里桜は唇を震わせ体もガタガタと震えていることに気がついてなんとか深呼吸を繰り返す。




「大丈夫だよ。どーせじきに飽きて終わるよ」


「っはぁ?そんなわけ」


「いや、里桜は知らないかもだけどさぁ、里桜が高校来る前なんてこんなこと日常茶飯事だったんだよー?」


「えええ?!」



やれやれと言った声で、ヤニ代わりのチュッパチャプスを咥えながら面白そうに笑っている瞳。

彼女にはもう頼れないと思った。


あまりの音響と騒がしさのせいか、いつのまにか近くに矢作と壱屋も出てきていた。



「うっっわあぁぁ〜!!やっぱすっげぇぇやぁー!!」


「・・・はぁ・・・」


矢作は目を輝かせ、壱屋は眉間に皺を寄せてため息しか吐かない。



「ね、ねぇ、2人とも?後輩だし男同士だったらあの二人をどうにか止めること出来るんじゃない?」


そう思って懇願するように問いかけるが、壱屋は視線を逸らさないまま棒読みで言った。


「…無理ですね。そもそもあの二人は次元が違うので普通の男では無いですし、あそこへ行けば確実に死にます」


「ひぁっほおおー!!天馬さぁぁぁん!!

かっこいーーーーっ!!!!!

頑張れーーーっ!!行っけぇぇぇー!!!」


「…えっ…ちょっ……」


矢作はなんと、翔に声援まで送り始めてしまった。

目がハートマークになっているようにも見える。




「こっのやろおおーー!!

冗談はそのおかしな前髪だけにしろよ!」


「君こそ冗談はその態度だけにしといた方がいい。

誰彼受け入れられると思うな。終わりにしてやる…」



翔の出した大型魔物が昴に勢いよく飛んで行った。



その瞬間…



それは間に入ってきた虎のような形をした魔物にぶつかった。



「「!?」」



いつのまにか、翔の魔物と虎の魔物の乱闘が巻き起こっていた。

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