表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/111

prologue 稀代の詐欺師

 


 半年に一度の国庫輸送の日。


 ある男が騎士団に捕縛されたというニュースが、王都中を駆け巡った。その男は詐欺師。稀代の詐欺師として、界隈では有名だった。


 騙されていた人々は歓喜し、金を返せと騎士団に詰め寄った。しかし、騎士団が捜索したところ、驚くことに詐欺師の財産はほとんど無かったのだ。人々は怒り狂った。我らの金をどこにやったのかと。


 時を同じくして、もう一つのニュースが報じられた。王都中の孤児院に多額の寄付があったというのだ。


 その二つのニュースによって、とある噂が流れ始める。彼は義賊で、詐欺で儲けた全額を孤児院に寄付したのではないか、と。


 しかし詐欺師は口をつぐみ、何も言わなかった。

 美学を持つ詐欺師への賞賛が、王都を包んだ。

 

 果たして、その真相は。




お読み頂き、ありがとうございます。

第二章開始です。

ここまでお付き合い頂いてる貴方様、本当にありがとうございます!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マシュマロ

↑メッセージやご質問等ありましたら活用下さいませ。匿名で送れます。お返事はTwitterで!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ