アピンの変化。吉?凶?
光は台所からバルコニーに出て朝日が昇ってくるのを見ていた。その時、アピンが起きてきて光に気が付き光の横にやってきて、横で一緒に朝日を見ている。
「アピン、みんな無事あの緑の目の男から逃げきれて良かったな」とアピンに言うと
「全部、光のお陰だよ。」と目に涙を浮かべている。
「どうしたアピン?」
「選挙も無事終わったし、まだ戦いは完全に終わったわけではないけど光が居なかったら皆死んでたと思う」「非武装で武装集団と戦って勝てたなんて本当に奇跡」その事に感動してたの」
今日はどうやら朝焼けのようだ。アピンの目が真っ赤になっていることに気が付き、その目に引き寄せられるように、光はアピンに口づけをした
アピンは、ビックリしたような顔をしているが、アピンは、また光の腕の中に飛び込み、光にキスをする。
すると、朝から屋台の用意をするおばちゃんたちに「ヒュー」「「しっかりその旦那を捕まえとけよ」と冷やかしてきた。
それにアピンが恥ずかしくなり、すぐに部屋に入っていく。その時、光が見たアピンの目は、かなり赤くなっている気がしたが、気のせいだと思い、すぐにアピンの後を追い、家に入っていった。
アピンは、恥ずかしいのだろう、すぐに自分の部屋に行ってしまった。光も後を追いかける事はしなかった。少ししてから、皆が起きてきて、食事の用意をマリニーさんが、していた。いつもなら、アピンも一緒にするのだが、まだ部屋に入っている。流石に起きないとご飯を食べられなくなる。タイではゴキブリよりもありの方が深刻なくらい多く、少し食事や食べ物を外に出しておくとありだらけになってしまうのである。
そして、肝心のゴキブリ君たちは、タイではそれほど問題視されてないのか、見つけてものんびり日本の三分の一くらいのスピードで、のっそらのっそら逃げていくのである。
そして、食事が出来ると今日はゴーを皆に紹介する日だった。そしてゴーが、光が借りていた、ゲストハウスから、やってきて皆で食事をしようという時にマリニーさんが、アピンを呼びに行くとアピンの両目が真っ赤になっていた。