タイに行きタイ物語『ローファンタジーバトルロイヤル』(強く!そして優しすぎる男の心の成長を描く)第一部(完)
投票率90%以上の注目されている、選挙。タイ王国上員議員選。選挙が開始された。7月7日施工、21日投開票。の選挙戦。皆が自身の政策をアピールし始めた。アピンが、水晶玉で、少し未来を監視しながら、光も議員の警護にあたっている。そして、二週間後、軍事政権側の、敗北で選挙は、民主勢力が、大きく大差を付けて、勝利した。そして。
「皆さん、お世話になりました。」と光が言う。
「そんな、世話になったのは、我々の方だよ。最後は命までかけてくれて。」
「アピン、一緒に日本に行かないのかい?」
「うん、まだタイの人たちが心配だから。」
軍事政権側の、大敗に終わったこの選挙。再びクーデターの可能性も視野に入れられている。この戦い、はたして、このまま帰っても良いのだろうか?と迷う光だったが、もう飛行機にチケットも手に入れている。
光は、迷ったが、一度日本に帰って、また、タイに来ようと思う、光だった。スージーの姿も空港の端の方に見えた。邪魔にならないように、送ってくれるのであろう。ありがたい話だ。光が言う。
「スージーさん、皆の事を、俺が居ない間、頼むわけにはいかないか?」
「あら、素直に、私に頼るのね。いいわよ。私の組織なら、軍隊にも劣らないから」
「でも、本当の軍隊相手にしたら、私が出ないと、ちょっと危ないかも(汗笑)」
「俺がかえってくるまでの間だけで良い。」
「まぁ、これも貸しね。また、おごってもらうわよ。(笑)」と言い、去っていくスージーであった。
「アピン、すぐに戻ってくる。荷物を取りに帰るだけだから。」と言い、飛行機に乗り込む。
「皆、すぐ帰ってくる」と光が言い、飛行機の搭乗口の扉が閉まる。
そして、飛行機の中で、光は思う。(すぐに帰ってこよう)。
第一部(完)
第一部が、終わり。