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タイに行きタイ物語  作者: 冬の終わりに
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第十九話 覚醒の能力。

皆、ぐでんぐでんに酔い、良い気分でアジトに帰ってきた。あきら草薙くさなぎつるぎを、大事そうに抱えている。でも、酔っているのか少し足がおぼつかな。


あきら、今日はおごってくれてありがとう。皆、気持ちよく酔っぱらっていて、陽気になっているみたいだな。」と榊原さかきばらが、言う。


「いいえ、今日は俺も楽しませてもらいましたから。」あきらはこの仲間の事が、心配になってきた。この選挙が民主的手段で終わったら、日本に帰るつもりでいたからだ。


その時、アピンは、水晶玉を持ってきて、時間を進め未来の映像を見始めたG。その時、アピンの顔が、真っ青になった。明日の明け方、一個小隊が、このアジトに乗り込んでいる。そんな、未来が見えたみたいだった。


あきら、大変。このままじゃ、皆 殺される」


あきらにも水晶の映像が、見えていた。でも、あきらは、慌てなかった。冷静に、「今から、皆を連れて、近くのホテルに、逃げるんだ。一番大切なのは、今度の選挙で戦う人たちを守ることだ。俺が皆を守る」と言うと、マリニーを起こし、事情を説明して、避難を始めた。


「きっと、近くに監視員が居るから気を付けて。」とあきらが言う。


そして、翌朝。朝霧のかかる、午前5時。その時間はやってきた。稲妻が走ったような、雷鳴がにも思える、轟音が辺りを包んだ。


「ここにいる奴らを、引き釣り出せ。」と戦車が、ホテルに突っ込んだと同時に、20人ほどの自動小銃を持った、一個小隊が、流れ込んできた。そして。。


出迎えたのは、カルマの目持ち主、あきら、ただ一人であった。小隊長は、言い始めた「お前の事は調べている、少しくらい異能の力があるからって、現代の武器にかなうお灯っているか?」と兵士に、マシンガンを構えさせ、いう。


その時、あきらは、「これで全員か?」と小隊長に訪ねた。


「そうだ。わが一個小隊で、倍の人数を相手にしても一歩も引かな、小隊だ。」とさも、自慢げに語る。


その瞬間、あきらが、姿を消した。そして、20人もいた、兵隊が全員一斉に倒れた。


「一歩の引かない、何だって?」とあきらが、良い、小隊長は開いた口が塞がらない状態になっていて、何が起きたのか、把握してない要だった。しかし、幾つもの修羅場をくくってきたのであろうかと思います。気を取り直し、戦車に乗り込んだ。そしてあきらに砲を向ける。


その時、戦車の後ろで、爆音が聞こえた。その外に、スージーの乗った、装甲車が居た。そしてこう言う。「あきら君、アピンちゃんが、貴方の事を助けてと言ってきたのよ。」「これは貸しね」と、笑いながら言う。


あきらは、恐ろしい人に、気に入られたものだ。と改めて思う。そして、戦車から慌てて降りてきた、小隊長と、搭乗員を、草薙くさなぎつるぎで、峰打ちにした。


改めて、スージーも、あきらは、の力を、少し甘く見ていたが、(怖い男だ。)と思うのであった。


少しすると、20人の隊員が、気が付き始めた。その時には、もう隊員たちの装備を取り上げていた、あきらは、「まだやるかい?」と聞いた。皆、殺さずに、つるぎで、峰打ちにしていたのだ。戦車もよく見ると、キャタピラーを狙ったらしく、動けなくはなっていたが、無事であった。しかし、ここにはスージーも居る。一個小隊は、声も出さずに逃げていった。


あきら君、この貸し、今日今夜、返してもらうわよ。」とスージーが、意味深げに語る。あきらは、何をやらされるかとひやひやしたが。


「一杯、おごって」と言ってきた。その夜。スージーが、言ったのは、ダンスバーでおごれという事だった。(またおごりか…」と、思うあきらだったが、自分の事を助けてくれ、そしてまるで、利用しようという、仕草を見せない、スージーの事が、ちょっと前よりも気に入ったようだった。


スージーとアピンは、楽しそうに酔いながら、踊っている。そして、アピンを残して、あきらの方にやってきた。


「可愛いわね、あの子」


「ああ、アピンの事かい?彼女には恩があるからな、俺を絶望のどん底から、救ってくれた。」


「ああ、貴方どうあっても、私の組織の幹部にはなってくれそうもないわね。」


「すまない」


「良いわ、諦めてあげる。でも、もったいないな。」とスージーが、言う。「そうそう、貴方の能力、今日確信したけど、時間捜査の能力に目覚めたわね。」


「良くわかるな」とあきらが言うと。


「その能力私も昔、持っていたのよ。」「でも、この傷と一緒に、目ごともぎ取られたわ。」と言う。


「それで、カルマの目の事が、やたら詳しいんだな」


「まぁ、それもあるわね。でも、私は、貴方の能力に出は無く、貴方の人間に惚れたのよ。」「アピンちゃんを大切にね。」と言うと、あきらのほほに軽く、キスをして、バーから、去っていった。


とにかく「選挙まで、後、一週間。この人たを守らなければ」と、自分に活を入れ、また、少しお酒をたしなむ、あきらであった。



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