表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タイに行きタイ物語  作者: 冬の終わりに
18/35

第十七話 マフィアのボス。そして、これより。

アピンとあきらが、警察から説教をくらい、1時間。やっと解放されて出てきたが、あきらは、不思議な気分だった。過去の竜と思われる、少女はアピンの前世の姿だと、理解できていたし、世界のことわりと言うか、真理しんりをその少女から受け継ぎ、完全にカルマの目の使い方が、理解できた、あきらだったが、それを言葉に言語化げんごかするのは、あまりにも困難であった。しかし、これで非武装でも、軍隊とでも戦える!と感じるあきらだった。


「アピン、皆のところに戻ろう。そして、次の一手を考えよう。」


アピンは、何があきらに起こったか、気が付いていない様子だったが、あきらは、(この事は、自分の中にしまっておこう)と思うのであった。


その時、あきらの頭の中に流れ込んできた、イメージは、30秒後アピンに銃を突きつけ、あきらを身動き取れない状態にして、アピンと共にまだ、イメージが、流れ込んでいないが、あきらは、その今、あきら達を付けらっている、マフィアのボスと話を付けようという、一般人から見れば、無謀と思われる、行動を取るのである。


そして、銃を突きつけて来るであろう、男に近づき、懐から銃を取り上げて、タイ語で質問を突然男にする。


「あんたたち、俺とアピンを付け狙っているようだが、良いだろう、あんた達のボスに会いに行こう」


「向こうは少し困惑している、状況だがそのあきらの力に気が付いていないらしく別の男たちが、「銃を棄てろ、ボスの元に案内する」と言い、あきら達をワゴンに乗せ、連れて行った。


それを、マリニーさんは、目撃していた。が、あきらの妙な自信に、違和感を感じるのである。そして、あきら達は、マフィアのボスに会うべく、ある建物に連れて行かれた。その時は、あきらもアピンも目隠しをされていたが、あきらにはカルマの目の力で、その道も大体曲がる過度の多さから、予想できていた。あきらは思う(これが、過去のアピンが与えてくれた、真理しんりことわりを知った者の力か?とあきらは、納得していた。


そして、あるビルについた後、目隠しを取られ、あきらとアピンは、ボスにあうことになる。


あきら君にアピンさん、こんにちは」


と若い、顔に大きな傷のある、女性があきらとアピンの目の前の椅子に座っている。あきらは、この女がボスだという事に、すぐ気づき、「座っていいかな?」とそのボスと話し始めた。


「あんたが、マフィアのボスかい?」


「そうよ。あ、この組織の名前は、聞かないでね。一様、反社会組織だから」


余裕たっぷりで、あきらに話しかけているこのボスと名乗る女だった。


「実はあなたにお願いがあるの。」「この組織に入らない?」「貴方たちの力は、とても魅力的。組織に入れば、なんでもやりたい放題。女も男も、皆私の意のままに、なるわ」


「すまないが、俺は前社会を敵に回したいほど、バカじゃないんでね。お断りするよ。」とあきらは言う。


するとボスは「貴方たちに、選択権があると思っているの?」とアピンに銃を突きつける。


あきらは一瞬のうちに姿を消し、アピンに銃を突きつけている男から、銃を奪い、ボスの頭に銃を突きつけた。アピンに銃を突きつけた男は、目をぱちくりさせて、あきらを見て、まだ状況がつかめていない。


ボスは「恐ろしい、男ね。猫の皮をかぶっていたのね。」「


「その良い方じゃあ、正しくないが、お前らの言いなりにはならないよ」と言い、銃をボスに帰した。


そして、ボスは一瞬でそのあきらの恐ろしい、カルマの目の力を理解して、あきらに言う。ほかの部下たちは、すぐにあきらとアピンを取り巻き、銃を突きつけた。


「まだ、俺の力が、分かっていないのかな、あんたの部下たちは」


ボスは、手をさっと上げ、部下に引くように、命じた。そしていう「ますます気に入ったわ。でも力ではどうにもならないようね」「今後、部下たちには貴方たちから手を引かせるわ」「でも、私はあきらめないわよ。方法を変える。貴方には、組織の幹部に絶対になってもらう。困ったことが有ったら、いつでもいらっしゃい、力を貸すわ」


そう言うと、部下に命じて、何かを持ってこさせた。大きなアタッシュケースの中に入っている。


「こんなものは要らない」と言うと、あきらは、お金と思ったのだろう、付き返そうとする。しかし、ボスが「中身だけでも見て行きなさい」と言うと「私が、そんな無粋な真似すると思う?」と言、あきらは、開けてみてビックリする。


ケースの中には、日本刀と水晶玉が、入っていた。ボスは言う「この二つのアイテムは、魔眼の持ち主の力を、最大限に上げてくれのよ。剣の方は、あきら君。貴方に、カルマの目の力の業を呼ぶ部分を消してくるらしいわ。肌身離さず、持ってなさい。でなければ、また、今日みたいな目に会うわよ。アピンちゃんは、水晶玉ね。より遠くの未来を見通せるようになるわよ。」


「あんた、何故、ここまでしてくれる?」


「言ったでしょ。やり方を変えるって。今日は帰っていいわよ。それから、私の名前は、スージー本名は捨てたわ。」


「スージーさん、ありがとう。こう言うことになるのも、全部俺のカルマの目の力だったんだな…」「皆にも迷惑かけてた。」「あんたにもまた、お礼をするよ。でも、組織の幹部は、遠慮するよ。」


「あらさん付けで、読んでくれるのね。まぁ、何かあったら、いつでもいらっしゃい。始めは断るなら消すしかないと思っていたけど、貴方、多分世界でも動きようによっては、相手に出来る力に目覚めているわね。その力ほしいのよ。」「じゃあまたね。」


と言うと、今度は目隠しなしで、皆の元に送ってくれた。


もう、あきらの力を悟ったのであろう。あきらは、恐ろしい人だと思う。そして、スージーも、あきらとは、敵対するよりも、手を組む方が得だと、思ったのだろう。マフィアのボスに、あの年齢で、なったのは伊達ではないと思う、あきらであった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ