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タイに行きタイ物語  作者: 冬の終わりに
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第十四話 過去編 少女と光(あきら)

「でも、どうやるんだよ?俺は過去への行き方なんて。知らないよ。」とあきらはアピンに言うと、「大丈夫。私が他人の過去を見る時の方法を使えば、きっと行ける。」と日本料理に舌鼓を打ちながら、アピンは自信満々に言う。


「そんなもんかな?」


あきらは、自信なさげだ。とにかく、今は腹ごしらえが大切だ。(腹が減っては戦は出来ぬ。)と思う、あきらでだった。


食事が終わり、アピンが真剣に話し始める。「いいか?あきら、自分の過去を目を閉じて時代をさかのぼり、水が流れるように、雲が風に乗り、形を変えながら進むように、時計の針が自然に進むかの如く、その人の過去への描写をイメージするの。」あきらは、アピンの言う通りイメージし始める。すると、アピンと自分の周りの外の映像がゆがむような感覚に陥る。時に、雲の上のように、時に川の流れの中のように、空間がひずむ感覚を覚えて、怖くなったあきらは、自然にアピンの手を握っていた。アピンは、手を握り返し「大丈夫、意識を今から1100年前に向けて」というアピンの声に従い、意識を過去へ過去へと向けていく。そして、アピンが、手を叩く音に反応して、目を覚ますと。自分たちはまるで見知らぬ森の中に来ていた。


「こ、ここは?」


「紀元900年の過去じゃないかな?」


「おいおい、何の準備もなしに、過去かよ。」


あきらは、立ち上がろうとするが、腰がよろけて立ち上がれない。多分、過去へ来た影響だろう。力を使いすぎたみたいだ。


「大丈夫。少しゆっくりしていこう。」とアピンもその場に腰を落とす。しかし、すぐに蜘蛛がアピンの目の前に出てきて、ビックリして飛び上がる。「ひゃ」


少しして、あきらが歩けるようになったで、二人で北に向かって歩き始めること、30分森をやっと抜けることが出来た。そこには、大きな湖が、横たわっていた。


「タイに湖なんて、あったっけ?」とあきらが首をかしげると、そこに大きな火の塊が、空から落ちてきて、湖の少し向こう側に落ち、衝撃波が来ると思ったが、湖面に少しさざ波が、出来る程度で済んだ。


あきらとアピンは、そこに行ってみようということになり、それほど遠くなかったので、2,30分で着くことが出来た。そこには、大きな火で包まれた、隕石が、下の部分が欠けたい状態で見つかった。


その状態で、近くに倒れている少女を見つけた。少女は何処から来たかも分からず、裸で倒れていた。アピンが、あきらの目を塞ぎ、「目閉ラップターじて」と言ってきた。アピンが、あきらのTシャツをむしり取り、彼女しょうじょに着せる。


暫くすると、少女が目を覚ます。

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