神の作った新世界
はるか昔、地球から人類が消えた。
ユーラシア大陸を含む、六つの大陸はは海の底に沈み、地球のすべては海で占められた。
人類が生まれる前から、神がすべての生物を生み出されたとされている。
神は人類が創る退屈な世界に飽き、また、昔創ったように新しい地球を創り上げた。
六つの大陸を創り、六つの大陸に不思議な力を持つ者を1人ずつと、複数の男女たちを六つの大陸に生み出した。動物や、旧地球には存在しなかった、人外の生物も作った。
そして彼らは、神から与えられた大陸を一つの国とし、火の異能者のいる「緋色の大地」、光の異能者のいる「光の塔」、水の異能者のいる「海の城」、自然の異能者のいる「グリーンブリッジ」、風の異能者のいる「空の国」、最後に闇の異能者のいる「闇黒大地」にわけ、1500年の時を経て、旧地球世界よりも優れた世界を創り上げた。
旧地球世界と変わりなく、人の寿命は約100年程度。
異能者たちは後継者をつくり、異能を途絶えさせることなく死んでいく。
そして新世界が創られてから、1600年。グリーンブリッジから少し離れた、アルドリアールという島に一人の青年が生まれた。