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当たり前の事

-いりぐち- 


この世の中には3種類の種族がいる。

いや、しかいない。


 "傍観者"、"被害者"、そして"加害者"。


 生まれた時には皆が傍観者でありながら、大半の者がいずれ被害者か加害者へと転身するのだ。稀に残った傍観者は余程の卑怯者か臆病者だろう。


 例えば些細な陰口を言われれば被害者、命を狙われても被害者。陰口を言ったら加害者であり命を狙えば、これもまた加害者なのだ。


そう考えればやはり傍観者なんて種族は全世界で、ほんの一握りになるだろう。道端の吐き捨てられたガムを踏みつけてしまった誰にでもありそうな経験くらいですら、だ。間柄どうであれ愛する者を奪われたというような悲惨な出来事ですら。


 つまり、被害に大小はないという事になる。しかし加害者は違う。被害が大きければ深ければ、要は罪が重ければ重いほど、それに比例するかのように馬鹿みたいにいきがったり、ふてぶてしい面を見せる傾向がある。


そんな程度の頭だから被害をもたらすのだろうけれど。そしてメディアが騒ぐのを喜ぶ。さらに画面前のどれだけの視聴者が心の底から純粋な憤りを持って情報収集してると言えるだろうか?過半数は興味本位でもおかしくはない。それが現在にまかり通る加被だ。



 けれど僕はそんな恐ろしい『当たり前』を素通り出来るほど間抜けじゃない。いや、間抜けだったんだ。あの事が起きる前までは。僕は今思えば"稀な傍観者"だったのかも。些細な被害を見過ごすならの話だけれど。


 これは...これだけは許せない。許しちゃいけない。だからこそ『被害を返上』してやらなきゃならない。


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