恋心。親友がいた時間。。。。
「ふ~ん」話し終えた後、今まで黙っていた漣君が笑った。
「いいんじゃね?それが、お前の出した答えなら」
漣くん。私の大切な人。私がどんなにあなたを想っても。
あなたは別の方向を向いている。私のほうなんて向いてないんだろうな。
侑乃。あなたはいつも励ましてくれたよね。
私が漣君にうまく話しかけれなくて落ち込んだ時。
バレンタインデーにこっそり漣君の机に置くのに成功したとき。
あなたは、私自身のように喜び、悲しみ、怒ってくれた。
あなたほどの親友。この世界のどこにもいないよ。
漣君のこと。がんばってみるね。だからどうか見守ってて。
私は空を見つめた。侑乃がいるであろう広い広いこの空を。
「おい。カゼひくぞ。そんな薄着じゃあ」漣くんがカーディガンをかけて
くれた。「え////。いいよいいよ」「いいから。」
漣君はカイロを取り出した。「俺はこれがあるから寒くないの!!」
漣君の思わぬ可愛い一面に笑ってしまった。
「おい!!笑うな!手に当てるといいんだぞ!?」
そうして漣くんはカイロごと私の手を包んでくれた。
「うぇ?????」今日はすごい日だ。漣君の手に包まれてる。
もう一生手、洗えないよ。