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モテ女とは? 何処に居ても私を好きな男を都合のいいように使いこなせるのよ!

作者: 七瀬





”モテ女とは? 何処に居ても私を好きな男を都合のいいように

使いこなせるのよ!“




・・・ワタシの女友達に、”どうしようもないくらい男性ひと

モテる女が居るの!“

彼女と一緒だと、”何にも不自由しないのよね。“

例えば? タクシーを捕まえたい時も、彼女と一緒だと、男性ひと

彼女に決まってこう言うわ!

【何かお困りですか?】

まるで呪文にでもかかったかのように、彼女に近づいて来た男性ひと

彼女の言いなりになるのよ。

その時も、先にタクシーを捕まえていた男性ひとが彼女に、

”このタクシー使っていいよ“ だって!

絶対にあり得ないでしょ! その日は、雨が凄くてその男性ひとは、

既にびしょ濡れだったのに、更に自分が呼んだタクシーまで彼女に譲って

ワタシにはその男性ひとは呆れて、バカみたいに見えてしまったのと

同時に彼女の凄さを見せつけられたの!




『”先の男性ひと、何考えてるんだろうね? 自分で呼んだタクシー

ワタシ達に譲るなんて、、、。“』

『”男って、そういう生き物なのよ、キレイなモノには屈するモノなのよ!“』

『・・・でもさ、雨が降っててびしょ濡れでも普通、譲のかな?』

『”私だから譲ったのよ!“』

『そ、それは分かるよ、美奈江の方しかあの男性ひと見てなかったし。』

『そうでしょ! だからあんまり気しなくていいんじゃない!』

『まあ~そうだね。』

『そうそう、雨にあれ以上、濡れなくて良かったね!』

『うん。』





・・・ワタシは彼女が、”魔女なんだと思っている! 美魔女!“

歳を幾つ重ねても見た目はほとんど変わらない彼女!

体型も体重も元から持っている美貌も、何も変わらない。

彼女はバケモノなんだと思う。

”男を惑わす美のバケモノ!“

なんか? 呪文でも男性ひとにかけているのかな?

男性達が彼女を見る目が、急に変わるような気がするのはワタシだけ

なのだろうか?

なんでも彼女の言いなりで、彼女に言われるままに男性達が彼女の

指示に従うの。

あの日の男性ひともそうだった!

びしょ濡れの中、やっと自分が呼んだタクシーが来たというのに、

彼女に見つめられた男性ひとは?

そのタクシーをワタシ達に譲ってくれた。

見返りも求めずにね!

なんだかワタシは、気味悪くもあったのだけど? 

彼女はニッコリ、ワタシに笑いかけて”さあ、乗って“って言ったの!

あの時の彼女の自信に満ち溢れる顔が今でも忘れられない。

今までもそうやってきた蓄積、”上手くやってきた自信なのよね!“

積み重ねてきたその自信は? ”彼女の美貌が衰えない確かな証になったに

違いないわ。“





・・・それに以前、彼女はお酒の席でこんな事を言ったわ。

”モテ女とは? 何処に居ても私を好きな男を都合のいいように

使いこなせるのよ!“

彼女が言う、これが! いい女の条件なのね!

凄くカッコいい女性ひとだなって、友達ながらに思ってしまった。

ワタシもいつか? こんな女性ひとになれたらいいなって思ってるのよ!



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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