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きっかけ。初仕事。

宿題に追われる毎日。

書ける時間があまりないです。遅くなりましたが、続きです。

「――よし、今日は第七回ポーカー大会をやろう!」


雑務部メンバーが全員部室に揃うなり、部長・吉澤嘉穂よしざわかほはそんなことを提案してきた。


「仕事はどうしたんです?」


そんな部長に、今まで何度発したか分からない問を口にする。返ってきた答えは、


「ないよ~?」


の一言。これも何度聞いたか分からない。本当、何のためにあるんだろうこの部活。

俺、高坂智樹こうさかともきはこれまた何度目になるか分からないため息をもらす。


「だ、大丈夫ですよ兄さん。そのうち仕事は来ますから!――多分・・・」


そんな俺を見て、俺の義妹でもある、高坂有希こうさかゆきが励ますようなことを言う。ただし後半は声が小さくなっていたが。


「いや、正直仕事がなくてもいいんだよ。こうやってダベってるのも楽しいしな。――でも今は」


「――部員不足っていう問題があるから?」


言わんとしていた台詞をかっさらわれ、俺は声の主に顔をむける。そこに居るのは、副部長であり、部長の幼なじみでもある河野達貴こうのたつきさんだ。ちなみに、かなりのイケメンだが、彼女は一度も作ったことがないらしい。なんでだ?


「まあそうですね。活動しないことには、部員なんて集まりませんし」


俺はまたため息をつきながら、少し真面目な顔つきでそう言う。すると副部長は、確かにそうだね、と呟いた後、部長に向き直り、少し真面目な顔になり、嘉穂、ちょっといい?と意見をした。どうやらわかってくれたようだ。


「嘉穂、俺は思うんだ。――ポーカーより、遊〇王の方がいいと!」


「あんた真面目な顔で何言ってんの!?」


やっぱり何も分かっちゃいなかった。


「ん?デュエルマ〇ターズの方がよかった?」


「そこじゃねぇ!論点そこじゃねぇ!」


「お、落ち着いて下さい兄さん!先輩に対する態度じゃなくなってます!」


はっ!しまった、ついヒートアップしてしまった。よし、落ち着け俺。冷静に、冷静に――


「大丈夫だよトモ君!〇戯王もデュ〇ルマスターズも嫌なら、ポケ〇ンにするから!」


「キシャアアァ―――!!」「き、きゃあ!?に、兄さんがバイオ〇ザードのネ〇シスのような不気味な形相に!?」


「あ、あの~・・・」


「落ち着くんだ、有希ちゃん。こういう時はしっかり頭を狙って・・・」


「ダメですよヘッドショットなんかやっちゃ!というよりどこからエアガンなんか出したんですか!?そんなことをしたら兄さんが怪我を――」


「妹ちゃん。トモ君はもう手遅れなの・・・。私たちにできることはもう、これくらいしかないの・・・」


「あの、ちょっといいですか・・・?」


「嘉穂さん・・・。って、何が手遅れなんですか!?別に兄さんは得体の知れないウイルスに感染した訳じゃないですからね!?後、今にも涙がこぼれそうな目元とは対称的に口元が笑ってるのはなんでですか!?」


「あ、あのっ!!」


こんなどうしようもないコントを終わらせたのは、全く聞き覚えのない声だった。全員がその場で停止し、そちらをみる。

・・・やはり、知らない顔だ。しかし、その見知らぬ女生徒の次の一言で、全員が気を引き締めた。



「――依頼したいことがあるんですけど」


――これが、俺や雑務部の新たな日々の幕開け。とある出会いのきっかけだった。

少し短いかな・・・。

それはそうと、勉強しなければ・・・!

という訳で、いつ続きを投稿できるかは、未定です。

次回、ネメシスと化してしまった智樹。雑務部メンバーは苦渋の決断を迫られる。

「兄さん・・・。私、兄さんのことが・・・。うっ、ひっく・・・!」

「待て、なんだそのごついエアガン!・・・え、連射?いや、ちょ、待――。うわああああ、目が、目がァァ―――!!」

「見て♪トモ君がゴミのようだよ♪」

・・・お楽しみに!してもらえると、いいな・・・。

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