Episode4 誤解
どんどんとゴリラが近付いてくる
「……………………晦冥、あのゴリラバチバチに臨戦態勢になってるけど?」
「な〜んでだろう…なぁ…」
まてよ
そういやこの学園って入学式と同時に生徒証が渡されて、それを左腕に付けとか無いと捕まえられるって言うルールがあったな
教師も教師証付けとか無いと捕まるらしいし
それも、学園長直々に
さっき入学式やってた体育館っぽい奴から出てきた連中も全員左腕になんか付けてたし
………………………………………
………………………
俺達左腕になんも付けてないや
「冥奈………」
「………」
あ、こいつも多分気付いたな
「学園長は身体能力が明らかに人間の範疇を超えてる筈だよね?【神武】持ってるし」
「おう…………何とかして誤解を解くか」
そうして近付いてきた筈の学園長の方向を向く
そこには何も無い
猛烈に嫌な予感がして、冥奈を突き飛ばす
それと同時に左腕にとてつもない衝撃が、痛みが走る
「っっっ………!!!」
いってぇ!
なんなんだよ…………
そう思いつつ自分の左腕を見てみればそこには何も無かった
本来そこに付いてる筈の左腕は、地面に大量の血を残して破裂した
まぁ今もボタボタ残った肩から血が出てるけど
取り敢えず…………
何時の間にか俺達の後ろに回り込んでた学園長の方を向く
「随分なご挨拶ですね………………学園長であり、【神武】の所持者さん」
「あァ?なかなかタフネスがある侵入者だなァ。 それなりに本気で殴ったのに左腕しか持ってけなかった」
「伊達な鍛えてないんでね。…………本来なら話し合いましょ、って言おうと思ったんですけどね………」
「話し合いなんか応じる気は無いぞ」
いやはや、そう言う事じゃないんだけどなぁ
取り敢えず
自分の
感情に身を任せる
「んな事どうでも良いからとっととくたばれ糞野郎」
右手の中指を立てて、水を操り大鎌を創りだす
「水で大鎌………?」
「こちとら可愛い可愛い妹傷つけられそうになってイライラしてんだよ、だからつべこべ言わずその首置いてけ」
「……………ははっ、フハハハハハハハ!!!
面白い事言うなぁ!若造!
イライラしているとかほざきながらそんな狂気に満ちた笑みを浮かべてたら説得力が無いぞ!」
うるせぇなぁ
この老獪なジジイがよぉ
まぁ30歳位の見た目だが
まぁ兎に角
そんなんだから
後ろを取られるんだぜ?
「ハハハっ!さぁ若造!楽しい楽しい命のかk___!」
「神楽………………燐火の舞」
「あ…ぁ…?」
蒼白い炎に包まれた刀で学園長の背中を、逆袈裟斬りの要領で下から上えと斬りあげる
「イライラしてんのは俺だけじゃないってこった」
嗤いながら俺は声を紡ぐ
さぁ、
「とっとと遊ぼうぜ?」
まだ俺はなんもして無いのに終わるとかは無いよなァ?
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