Episode1 異能力と双子
人の悲鳴が聴こえる
何かから逃げ惑う姿が見える
命を乞う声が聴こえる………
「っ、………夢か」
随分と昔の夢を見たな〜…………
「ん、晦冥起きたの?」
「おう」
そう言いながらベッドに潜り込んで寝ようとしてる俺…神楽木晦冥…の双子の妹…神楽木冥奈…の方に顔を向ける
「なに人のベッドで寝ようとしてんだお前」
「ん、私は徹夜した。いこ〜る寝てない。あーゆーおーけ?」
「いや、自分のベッドで寝ろよ」
わざわざ俺のベッドに乗り込んでくる必要は無いだろうに………
あ、おい足で蹴って俺をベッドから落とそうとするな
「だいたいなんで徹夜したんだ?」
「この前拾った異能力者であそn…研究してた」
「あ〜………なんか人数があんまり居ない希少な位階の奴だっけ………?」
「……………この前も位階について説明したのにもう忘れたの」
「………うっす」
だって興味無いし………
「ん、じゃあもう一回おさらい」
「えぇ〜…………」
めんどくせぇ………
「まず位階を全部言ってみて」
「1番下から平凡、秀才、王、加護、概念だろ」
「ん、そう。まず大前提として異能力者の人数は大体世界人口の3割
そして異能力は原則完全に同じ物は無い
平凡の位階は名前の通り平凡、特筆するとこもない汎用的な異能であり、異能力者の7割はこの位階
秀才の位階は平凡よりは優れてるけどやっぱり特筆すべきとこはあんまり無い位階、これの割合は大体2.5割
王の位階は異能力を率いるに相応しい力を持った異能。紛うことなき支配者の力だね
この世界での割合は大体0.4割
最後に加護と概念
加護は純粋に地力がおかしい位階で単騎で1個師団と戦える連中だね
そんな加護の中でも上澄みである12の神を関する異能を持つ加護者は世界の支配者の一角でもある
そして、概念。
この位階は世界に7人しか居ない上に、概念の所持者が死ねば他の人間に宿ると言う
世界で最も異質な異能であり、神に最も近い異能
と呼ばれているね
概念はその名の通り世界の概念を司り、世界の支配者の一角にも勿論名を連ねる異能
この2つ合わせて世界人口の0.1割」
「ほへ〜…………で、その異能力者の位階は?」
「加護」
……………ん?????
こいつ今加護とか言ったか?????
「ごめんもう一回言って?????」
「何を難聴系主人公みたいな事言ってるの???」
「それと今のは違うだろ。 あと何時の時代の骨董品だそれ? 800年ぐらい前の文学だろ…?」
「知らぬ…………拾ってきたのは加護者だよ」
「えぇ…………」
何をどうやったらそんなの拾ってこれるんだよこいつ………………
そもそも地力…………は大体の奴らより冥奈の方が強いか
異能力無視して近接で相手潰しに行くような奴なんだし
「まぁいいや………で、なんの研究してたんだ?」
「加護者の肉は美味しいんじゃないか、って思って色んな部分を削って食べてた」
「あぁ……………お前その異能力者の性別どっちだ?」
「女だったね」
「ならいいや」
流石に男の、それも下の部分とかも喰ってるってなったら俺は双子の兄としてもう一回色々学習させる必要が出てくるからな………
それにしても加護者の肉か………
普段良く喰う奴らは不味いからなぁ…
確か位階は平凡ばっかだった様な気がする…
その反面無能力者はめちゃくちゃ美味いんだよなぁ
イノシシ肉みたいな感じだったな………
「それで、味はどうだったんだ?」
「よく食べる奴等より不味かった。
汚れて濁った川ですすいだ雑巾に更に人とか動物の糞尿と吐瀉物を大量に染み込ませた様な味
どの部位もそうだった」
「良く喰ったなお前!?」
こいつ色んな部分削って喰ったって言ったよな!?
一口目で辞めろよ!?
「晦冥の分もあるよ」
「いらねぇよ」
んなもん喰わそうとすんなよ…………
そんなうるうるした目で見られようが絶対喰わんぞ俺は
何が悲しくて糞尿の味がするもんを喰わなきゃなんねぇんだよ
結局冥奈のうるうるした紅の目と、その目での上目遣いに負けて食べた
1週間は口からその風味が消え無かった
初めまして!!!
ここまで読んでくださりありがとうございます!
主人公2人
名前 神楽木 晦冥
年齢 15
容姿 紺色の髪と黒色の目
概要 神楽木冥奈の双子の兄
名前 神楽木冥奈
年齢 15
容姿 白髪に紅色の目
概要 神楽木晦冥の双子の妹
初回から糞尿の味がする人肉を喰ってる様なイカれた主人公2人の事もこれからよろしくお願いします!
宜しければ感想やレビュー、いいねに誤字報告よろしくお願いします!
作者が悶えながら喜びます!




