表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/10

テーマ《桜》

「ほいっ、よいしょっ、あ!」

桜並木を彼女と散歩していた。

彼女と一緒になって過ごす春は初めてだ。

ふいに桜吹雪が舞う。

すると彼女が奇妙な行動に出た。

舞い散る桜を両手で一生懸命取ろうとしているのだ。

周りの視線なんか気にせず、ジャンプしたり横に移動したりと必死だ。

声も出ている。

「うんしょ、ほいっ!」

僕が唖然としていると、視線に気づいたのか彼女が照れ臭そうに振り返った。

「あ、あのね。昔小学校の頃流行ったの。『桜の花びら三枚落ちるまで集めると恋が叶う』って」

「で、叶ったの?」

僕が尋ねると。

「内緒!」

彼女が桜色に頬を染めてはにかんだ。



お読みくださり、本当にありがとうございます。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ