詩 斬撃を飛ばすな
「えいっ」
ズギャアアアアン!!
斬撃を飛ばすな
人間をやめるな
普通出来ない
無理だから
普通やれない
常識だから
「平然とした顔してないでくれ」
斬撃を飛ばすな
百メートルは人外だろ
しかも光ってる
原理はなんなの?
災害級は一撃死
物騒なことに攻撃一回
人間やめたの?
いつからなの?
「たのむから
普通の剣士でいてくれよ」
「やあっ」
ズバアアアアアアン!!
「ストーリー」
「その斬撃を飛ばすやつなんとかやめられないの?」
「えっ、なんで?」
しくしくしく
「向こうの茂みで、お前より弱いのにお前に惚れてる男が泣いてるんだよ」