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ロイヤルアピストレイン  作者: 亜井下茶女
2/2

初任務、、月姫様


月姫の号令で、リニアモーターの回転を上げて、、 ロイヤルアピストレインは、、

、、、旅に出発して行ったのである。


皇女月姫のトレインは、一個小隊200名を乗せてある。


2両目は、貴族以上の食堂車であった。


「いただきまぁす、、あれっ?コロッケ無いの?」

「えっ、、コロッケですか?」


「コンチを呼んで、ちょうだい、」

「はい、月姫様、、」


厨房から、コンチが顔を出して、、


「月姫様、、良いんですか? ボクが料理長で、、」

「良いわよ、早くして、コンチ、、」


「はい、月姫様の命令なら、今のコック長も何も言えないでしょう、」


コンチは、厨房に戻って、コロッケを作っていた。


「月姫様、、出来ました、今度のは、中に入ってるのを当ててみてください、」


出来立てのコロッケにナイフを入れる、、、


「あっ、、わかったよ、コンチ、」

「さて、なんでしょうか?月姫様、」


「エビのすり身でしょう、コンチ、」

「はい、当たりです、凄いですね、月姫様、」


横に居た、ハチが訪ねて、、


「なんで、食べてもいないのに、分かるんですか?月姫様、」

「あぁ、、匂いで分かったのよ、ハチ、」


ハチは、一口食べて、、、

「なるほど、、口の中にエビの香りが広がりますね、美味い、」


「コック長には、悪いけど、ステーキより、私はこっちの方が好きかなぁ、」


コック長は、月姫様に謝っていた、、、

コンチは、それを見て、、申し訳ない気持ちになる。


それから、三日目の昼食を食べ終わって、コーヒーを飲んでいたら、、

、、、車窓で、、、

「なに、、あれは?ハチ、」

「どうやら、幌馬車隊が、何かに追われてるみたいですね、月姫様、」


月姫は、しばらく、様子を見ていたら、、、


「イチ、、列車を止めて、、」

「ダメです、先を急ぐので、月姫様、」


ナビゲーターの下女が、月姫様を止めに入る。


「私は、急いでいても、困ってる人がいたら、見過ごすことは出来ないよ、イチは、分かってるでしょう、、」

「はい、勿論ですよ、月姫様、」


幌馬車隊は、山賊たちに襲われていた。


「ハチ、あの人たちを助けてあげて、ロチを連れて行くといい、」

「はい、畏まりました、月姫様、」


ハチとロチは、エンジン付のハングライダーに乗り込む。


トレインから、羽根を広げて、飛び立つ、、、


幌馬車隊と山賊たちの間に、、爆弾を撃ち込む、、

幌馬車隊が逃げるのに時間を稼ぐ為であった。


「ヨシっ、、ロチ、行くぞ、、」

「了解、、ハチ、、」


二人は、力を合わせて、、黒蟻山賊たちに向けて、ミサイルを撃ち込んだ、、、


それに驚いた、山賊たちは、散り散りバラバラに逃げ回っていた。


そして、山賊たちは、幌馬車隊を襲うのを諦めてしまったのである。


それを見て、、幌馬車隊は、手を振って、感謝の気持ちを表していた。


ハチとロチが列車に戻ってくる、、、


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