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毒を減らして

目に優しい色彩を求めて 〜いろいろ試して作品の背景色を統一して変更

作者: 黒野千年

サイドが一新され、レイアウト設定はなくなってしまったようです。残念。2024年3月17日記

 目が悪い。


 ド近視で片目は乱視持ち。目が疲れやすい。


 もちろん、眼鏡の常用者だ。ただ、乱視が入っている方の目は


「これ以上の矯正は眼医者さんにかかってください」


と言われているので、非常によろしくない。最大限に調整して、視力0.1である。反対の目は普通に近視用の矯正で視力1.0だ。だから、相当な「ガチャ目」である。目が疲れやすいのも、矯正後で0.9もある左右の視力差によるところが大だろう。


 だが、細かな文字を読むことをやめられない。もはや病気のようなものだ。となると、目が疲れにくいカラーリングというのも気になる。


 真っ白な紙に真っ黒な文字……HTML形式で書くと


背景色 ffffff

文字色 000000


の組み合わせは、実は良くない。コントラストが強すぎるからだ。

 

 少し解説すると、ホームページでは色は光の三原色、R=レッド、G=グリーン、B=ブルーの明度により16進数のコードで表現している。


 背景や文字の色を定義しているところで、


#ffffff


と書いてあれば、R=ff、G=ff、B=ffの意味で、どれも最高の明度だから真っ白になる。


 逆に


#000000


と書いてあれば、R=00、G=00、B=00の意味で、どれも最低の明度だから真っ黒になる。


 どんな色がどういうコードになるかは、下のURLを参考にするといい。


https://encycolorpedia.jp/named


 なろうでも、自分の小説の背景色を変更することは可能だ。あんまり変えている人を見かけないが。「レイアウト設定」をクリック/タップして下の方へスクロールすれば、カラーリングの調整をできるところがある。

 テキストボックスに上述の6桁コードを入れれば好きな色にできる。

 それで「ちょっと試してみよう」と思って、どハマリしたw


 今このページの設定は


背景色 f0f6da ホワイトリリー

文字色 180614 からすばいろ


としている。


 ホワイトリリーは、レッドをやや控えめ(f0)、グリーンを強め(f6)、ブルーをけっこう控えめ(da)という光の三原色の組み合わせだ。ここにたどり着くまで、けっこう試行錯誤した。


 最初は、九尾の狐を題材にしたR18小説を書いているから、きつねいろ(c27526)を使おうと思った。だが、全体に明度が低く、文字色が際立たない。けど、白抜き文字を使うには半端な暗さ。それに白抜きにはしたくなかった。狐と言っても「赤狐」っぽいレッドが強く、あまり目にも優しくない。


 ここで実用本位で簡単に済まそうとも思った。テンプレの一つで用意されている淡いブルー系(edf7ff)が良さげだった。見やすいと説明されているように、視認性が高い。しかし、ディスプレイで見るとブルーライトが強そうだなあと思ってしまい、却下した。


 それではと、心理的に好ましいとされるグリーンを主体にしたいと思った。それでブルーを抑えたら。それならミリタリー系のカーキーやオリーブを明るくすればいい思っていろいろ試した。だが、どうも色がくすんで見える。気に入らない。もう一度、アプローチを変えることにした。


 クリーム系を使おうと思ったのだ。そもそも、書籍などでクリーム系の紙を使うのは目に優しいからだ。再生紙がそういう色だからではない。再生紙だろうが、バージンパルプだろうが、現代はさまざまな発色のキレイな色紙が用意されている。書籍の多くでは、意図的に黄色がかった色紙を使うのだ。


 それに習ってクリーム系のカラーをいくつか試してみた。そこからブルーだけでなく、レッドの明度も押さえる組み合わせに独自改変する。必然的にグリーンがかった感じになる。色見本にないオリジナル色を作り、コードが近い既製の色と比べる。くすんだ感じもしない。黒も程よく映える。あとは主観的な感覚で選ぶ。


 独自色より既製のホワイトリリーをチョイスしたのは、そんな作業の結果だ。パステル調で見た目も優しい。文字色を際立てるという点でも申し分ない。


 それで文字色が真っ黒と言うのも芸がないと思った。それで、ちょっとだけ明度を上げた「からすばいろ(烏羽色)」を合わせてみた。微妙だけど、ツヤあり感がある……かな。


 ともあれ、そうして自分では気に入った配色ができあがった。


 自分の書くものは、しばらくこれで通してみようと思う。


 わがままを言うのなら……執筆の作業環境を、このカラーリングにしてえぇぇぇ


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