第5章
お久しぶりです。鬱にならないと書けないのですが、その鬱をゲームで使い切ってました。
もっと言うとハーメルンにも手を出してました。異教徒名義でやってます。よかったら見てね!(露骨な客引き)
まあ、ともかくとして、久しぶりなので間隔忘れてごちゃごちゃになってますが、そこはそれ、生暖かく見守ってください。
ではでは、どうぞ。
「ところで怜音さん。一つお話があるんですが。」
「どうしたんだい?先ほどさんざん拳で一方的に語ってきたじゃないか。まだ話し足りないのかい...?」
若干顔を引きつらせる怜音さんを前にため息をついた。この人、あの状態から軽く十数分は名倉烈図けたのにいまだ死んでいない。つくづくしぶとい。
「いえ。今の状態について情報を交換し合おうと思ったので。お互いの持っている情報の交換は互いの生存力を上げるのには必要不可欠ではないでしょうか。」
「確かに、それもそうだ。今必要なのは無益な暴力なんかではなく、有意義な話し合いだということに私も同意するよ。悪いけれど、しばらく二人で話し合いたいことがあるので失礼するよ。何かあったら私の部屋に来なさい。」
「わしもついていかせてもらうぞ。この怪我人を放っておくと何をしでかすかわからん。」
「わかった。黒淵君もそれでいいね?」
「ええ。構いませんよ。それじゃあ、玲於奈もまたあとで。」
「うん。じゃあその間荷物の準備をしておくね。」
館椿が部屋を出ると、俺はさっそく本題に入った。
「今回の一件で知っていることがあれば、何か教えてください。」
「そのことで私が得られるメリットは?」
「この現象が始まったおおまな時間と電波時計について。」
「いいだろう。では私は今日一日で集めれた町の上層部の動きを提供しよう。」
「わしはこのペースメーカーの仕組みについて話そうか。」
こうして、人知れず情報交換は行われた。その中には一般人が知りえないような話や、普通なら吐き気を催すような話も多々あった。
「今日の午前零時ジャストにこの事象は起こったと推測されます。根拠として挙げられるのはそれ以降の番組が全て前日のものとなっていたからです。これに関しては、現在自宅でビデオに撮ってあるので後日持ってきます。」
「君の家は一日中テレビ番組を録画してるのかい?」
「ええ。必要ないものはどんどん消していくんですが、それでも倉庫がまるまる一つ埋まるレベルはありますね。」
「「.........」」
「なんですかその呆れた目線は。それよりそちらの情報も提供してもらえますか?」
「いや、それだけじゃ足りない。」
「っっっっっ!!!なぜですか!」
「君はまだ多くの秘密を知っているはずだ。それを言わないことには信用できない。」
鋭い。俺はこの時、この人を警戒対象の中に再リストアップした。
しかし、そう簡単にこの秘密を明かすことはできない。これは運営との戦いに使う予定の切り札なのだから。
「すみませんが、それはできません。僕にはより大きな敵があります。そのためにはどうしても開けない手札です。」
「いいだろう、わかった。そういうことなら仕方ない。」
「なら___________!」
「代わりに、君の娘に対する思いのたけを聞こうか。」
「「 」」
「いやー。何、ちょっとした親心だよ。君みたいな人間なら大丈夫だと思うけど、もし万が一ということもあるからね。警戒するに越したことはないじゃないか?」
「いや、じゃあさっきの決闘の意味は何だよ?」
「うーん。遊び心?」
いいだろう。ならば戦争だ。
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