#8
朝日というものは美しい。それは昨日を生きた者達が明日に向かう事の出来る証であり報酬なのだ。
それも遮る様な建物の無い、大海原の水平線上ならば何も言う事はないはずだ。
この日の朝日は彼女にとって、一生忘れられない輝きを放っている。
キルーマと過ごした日々は決して楽ではなく、辛苦の毎日だったが得るものが無かったとも言い切れない。
今、五体満足で此処に居て国に帰ることが出来る…これだけで彼女が如何に恵まれた幸運にあったのだろう?
生きている事…それ自体がとてつもなく素晴らしい事にミホが気付くのはもう少し時間が経った後であったのだが。
「あ…」
ミホは揺れる漁船の上で、朝日を受け輝き波打つ海原を見ていた。
髪を揺らす潮風が妙に心地よい。海上を舞うカモメの鳴き声が朝の始まりを告げているようだった。
そして、キルーマの姿はそこには無い。彼はミホをある港に連れて行った後に姿を消したのだ。
帰路の船に乗せられる少し前の出来事だ。
『おい、どうしたんだお前さん。こんな時間に可愛らしい嬢ちゃんを連れてきて』
小太りの中年男が無遠慮な死線をミホに向ける。
キルーマの傍らに居たミホは、怯えて彼の後ろに隠れようとした。
そもそも、髭を生やした不摂生に見える男を彼女が警戒するのは当然の感性なのだが。
『何も聞くな。この娘を日本に送り届けて欲しい、前に言ったとおり金は出す』
『いやぁ、お前さんが前々から話していたミホってやつか…どんな上玉か気になっていたが、こんなガキとはな
しかしえらく肌の綺麗な娘だな。どうやって手に入れたか気になるぜ……おい、睨むんじゃねぇよ
ああ…解っているって、身包み剥いでクスリ打ってどこぞの変態金持ちに売るような真似はしねぇよ
どこぞの紛争地帯でさらってきたガキならともかく、戸籍のある日本人でそういう事をすると足が付いて騒ぎになるからな…
俺だってもうそろそろこういう仕事からは足を洗いたいだぜ。それにお前さんには借りもあるし、
【黒の死神】なんてたいそうな名前で呼ばれてるあんたを怒らせちまうとタダで済むって訳じゃないって解ってはいるからな。
俺だって命は惜しい。喧嘩を売る相手ぐらいわきまえるってモンさぁ』
『そうか…頼むぞ』
昨夜の小汚い身なりのジェムと名乗る中年男とキルーマの会話が思い出される。
ミホの待遇は悪くなかった。狭くてやに臭いがちゃんとベッド付きの寝室のようなものは用意されたし、食事も簡素ながら出してもらえた。
キルーマが色々と取り計らってくれたのが大きいのだろう。日本では安全というものは安い。
しかしその外に出ると、如何なる危険が降りかかり不幸をなしてしまうか解らないのだ。そう、彼女の兄のように…
『キルーマさん…どうして私を助けたんですか?』
『…わからない。特に理由などは無いかもしれない』
『えっ…』
『強いていえば、昔に助けられなかった奴の代わりなのかもしれない』
最後に彼と交わした言葉が思い出される。彼は仕事を見られたという理由だけで大切な兄を殺した。
だが、それと同時に『理由など無い』という理由で彼はミホの命を救ったのだ。
今となっては殺しの仕事の件は誰かに命じられてやった事で、キルーマ本人の人格は穏かで他人への配慮も有しているのだと思えてしまう。
ミホはそう解釈してしまう自分が嫌だった。彼に恨み言も、礼すらもはっきり告げて別れられなかった自分自身に…
勿論、自分の中に生きていて色々な思い出を与えてくれた兄を殺したキルーマを許せるはずが無かった。
しかし憎しみに身を焦がして、あのロザリーと同じような憎悪の奴隷になってしまうのはもっと嫌だった。
それ以上に、どこか彼が憎めなかったのは雰囲気が兄に似ていた…からなのかもしれないが。
『ジェム、彼女のことを頼むぞ』
『ああ、お前さんには命も救ってもらった事があるからな』
『俺には、まだ今からやらなければいけない事がある』
『ミホ』
言いながらキルーマは彼女に拳銃を渡した。ミホはきょとんとして黒光りする塊を見つめる。
『え…』
『まだ俺の事が憎いと思っているのなら、それで撃つがいい』
『……』
ミホは銃を取った。しかし手は震え、銃器を取り扱うにしては危なっかしい。
額に銃口を向けられてもキルーマは動じた様子を見せない。死を運ぶ暗い穴から真っ直ぐな視線は離さなかった。
彼女に銃を突きつけられたのはこれで三度目だ。最初はキルーマも自分の身を守ろうとした。
だが、二回目以降は運命を受け入れるつもりだった。
それが彼女の兄やロザリー父娘達といった自分が奪っていった命への贖罪になるのなら…
『おい!お嬢ちゃんっ…あんたは!?』
『いいんだ、ジェム』
ジェムは一連のやり取りを見て静止しようとしたが、キルーマは片手でそれを制した。
ここまでやってもらって彼には悪いのだが、この件に関してはジェムは所詮部外者に過ぎない。
いくらキルーマがミホの命を救ったとしても、彼が彼女の肉親を殺してしまった事実に変わりはないのだ。
『俺には身寄りがいない。死んでも悲しむ者など、誰も居ない…』
罪の清算は済ませなければならない。後の事はジェムに任せている。
彼に任せれば十分だろう。いい加減なように見えて約束は守るような奴だった。
そんな男が裏稼業で武器商人なんかやっているのがおかしいのだ。
如何なる形であっても罪は償わねばならない。論理を遵守するのは人として当たり前のことなのだから。
それに故郷の村はとうの昔に焼け野原になってしまった。死ねば彼女に会えるかもしれない、死後の世界とやらがあればだが。
『キルーマさん…あなたは……?』
『撃たないのか? 俺はまた人を殺す』
ミホは銃を取り落とした。そのままキルーマにすがり付いて嗚咽を漏らす。
キルーマは彼女を抱きしめようとした。小さな彼女がとても弱く壊れそうで『ルーナ』に重なって見えたのだ。
しかし、思い止まってしまう。自分にそんな資格など存在しないのだから…
『おねがい…そんなこと、言わないで』
『すまない…』
彼は謝った。知らず知らずの内にミホに手を汚す選択を強いていたかもしれないという事に。
ミホはロザリーと違って、恐らく手を汚してはいない。優しい彼女が一回でも殺人に手を染めてしまえば人生に暗い影を落としてしまうだろう。
何よりミホは平和な世界に戻るのだ。この一年近くの出来事なんて忘れてしまって普通の人間の中に帰っていくのが一番いい。
「キルーマ…さん」
ミホは噛み締めるように彼の名前を口にした。自分がもう二度と彼に再開する事はないであろう男の名前を――――
そして彼女はキルーマともう会うことはないだろう事を悟っていた。危機は去ったが嫌な予感が胸の内をよぎる。
今の彼女は彼を許す気にはとてもなれないが、かといって恨んだり憎んだりする気持ちも既に薄れてしまっている。
暗殺者キルーマ。兄の仇でありながらも、自分の命を必死で救ってくれた男に対する複雑な感情を覚えながらミホは揺れる船室で今までの記憶を反芻した。
「ジェム、頼みがある。別の銀行に移した俺の預金の半分をあの子の親族の口座に振り込んでくれないか?
残りの半分はこの仕事の報酬としてお前にやる。逃亡資金と数年の生活費の足しくらいにはなるだろう」
黒い肌が目立ちサングラスが目立つ中年太りの男・武器商人ジェム。キルーマが個人的に取引していた武器商人だ。
彼は『ボス』の組織の傘下ではないが、あらゆる組織に武器を売って生計を立てていた。
いわゆる『死の商人』の仲介人なのかもしれない。しかし、彼以上に似たような境遇の物は多かった。
この国でカネも、力も持たない人間は多少なりとも裏の世界と関係をもっていなければ生きていけないのだ。
そして『組織』と直接関わりがない事も、ミホの脱出ルート確保に役立った。
彼がいなければこの出口の無い国で逃げ回るしかなかっただろう。彼にミホを託したのはキルーマの信頼あったのだ。
「お前さん、これからどうするんだい? あんたも逃げるのか」
「俺は全ての決着にケリをつける。あの男を放置する事は出来ない
この国を麻薬だらけにしたのも…内戦で設けた利益を政治屋に回して国を操っているのも…
俺の故郷に麻薬を植えさせ、そのマフィア同士の抗争に巻き込んだのも奴が元凶だ。許すわけにはいかない」
ジェムは複雑な顔をした。もしかしたら彼の身の上も同じような物かもしれない。
あの男によって全てが狂わされてゆく。故郷の人間、リーナ、ジェムやロザリー、ミホそしてキルーマ自身さえも…
ヤツは金の為に他人の幸福を踏みにじり、脇から操って笑っているのだ。そんな人間をキルーマは見逃すわけにはいかなかった。
「おい、無茶な事はやめろ。あいつを相手にするってのはこの国そのものを敵に回すってのと同じなんだぜ?
それだけじゃない。ヤツにはアメリカの大物がバックについている、連中がマフィアを制御する為にパイプを作っているんだ
あいつらはインディアンと同じように世界中をアングロサクソンの支配下に置こうとしているんだ。そしてその流れを止められる奴は居ない
馬鹿な真似はよせ。あのミホって子、見立てだとすげぇ美人になると思うぜ。奴等も日本まで追っては来ないだろ?
あそこは外国人に優しい、いい国なんだぜ? あんたに死なれると夢見が悪い、若いワイフと一緒に暮らせよ」
キルーマはゆっくりと首を振る。それはジェムの期待していた反応ではなかった。
「俺の重荷をミホに背負わせる事は出来ない。彼女にも自分の人生がある…俺とは違う」
ジェムは何も言わなかった。彼自身にも譲れない信念があるように、キルーマも曲げられない意志があるのだろう。
こういう覚悟を決めた人間に何を言っても無駄だという事は、よくわかっていた。
「…そうかい。じゃあこれで今生のお別れだな…互いに碌な死に方はしないかもしれないが
もしあの世で会ったら一杯奢ってくれよ。オレの事無視するんじゃねーぞ」
「…そうだな、今まで世話になった」
「お前さんも笑うんだなぁ…。嫌いじゃないぜ、あの子がお前を変えたのか?」
「さぁ、どうだろうな…」
キルーマは自分の口元を触ってそれを確かめた。唇の端が微かに曲がっていたのは感触で分かったが、
それが気分が高揚した結果なのか、愚かな選択を選び続ける自分への嘲笑かは分からなかった。
(俺に…その資格は無い)
ミホはこれから自分が奪ってしまった兄の代わりを見つけて生きなければならない。
そうして、彼女は普通の世界に戻るのだ。自分の故郷の中で、平和な時間の中で…
そして自分にはミホを支える事も、そういった世界に足を踏み入れる事も出来ない。
キルーマの体は血で汚れすぎていた。シャワーで体を幾ら洗っても拭い切れない澱みが、生臭い血の臭いが染み付いている。
だからこそ決着を付けなければいけないのだろう。死ぬかもしれない、しかし生きていれば何かを成す事はできるのだ。
残りの命を使って、あの男を殺す。死ぬ確立が多い、全力で逃げ回れば余命が少しは伸びるかもしれないが彼は立ち向かう選択を選んだ。
力を以ってして、復讐に走る…それはあのロザリーやミホ自身も陥りかけた道だった。
結局、自分はその道から逃れることは出来ないのだろう。ならば元凶に近いあの男に一矢報いる事ができればそれでよかった。
「そうか、あの女はしくじったか…」
部下の報告を聞き『ボス』は眉を潜めた。手元には火の点いたままのキューバの葉巻がある。
それを思い切り吸い込み、肺を満たしたところで吐き出すと煙が霧のように広がった。
ロザリー如きに始めから期待はしていない。最悪相討ちに持ち込めれば上々だと『ボス』は目論んでいた。
あの女も目的を遂げれば、父親を失った黒幕が自分だと嗅ぎ付け裏切る可能性が高い。
どの道二人とも始末するつもりだった。他の駒など幾らでも用意できるのだ。
完全に自分の命令を実行できる奴隷しか、彼は必要としていないのだから。
「ご苦労だった。次の任務に取り掛かれ」
彼からすれば今は珍しく腹が煮えくりたっていた。たった一人の裏切り者ごときに、こうまでかき回されることが苛々させられる。
それも自分が手塩にかけた者がだ。彼の失望と怒りは火山のマグマのように沸き立っている。
何よりも気に食わないのが、今までのように自分の筋書き通りに事が進まなかった事だ。
たった一マフィアの麻薬組織の幹部に過ぎなかった自分が、今や一国を裏から支配するに至り軍事大国アメリカとの深いコネクションを築いた。
その輝かしい自らの歴史にあの男は土をつけてくれたのだ。小さな村から拾ってやった恩を忘れて…
(だが、逃げられると思うなよ…キルーマ)
葉巻を乱暴に机に押し付け、火を消す。それを床に放り捨て踏み潰した。
執拗に執拗なまでに靴の裏で残骸をもみ潰す。それがばらばらになるまで、彼はそうしていた。
数日後、キルーマは裏路地の通路を歩いていた。あの後に数度の銃撃戦を挟み、傷を受け体中血まみれで足元も覚束無い。
それでも彼は歩みを止めない。傷ついた体に鞭を打ち、一歩、そしてまた一歩と歩を進める。
ミホを送り届けた後も彼にはまだやる事があったのだ。それは今まで彼が侵してきた罪に対する贖罪であった。
運が付いているとしか思えない僥倖。自分に神が付いているとしたら死神だと思っていたが、今回ばかりはそれも運命に微笑んでくれたようであった。
(あの男を殺す。それで、全ては終わる…)
あの男…キルーマを育て上げた『ボス』の事であった。
奴がミホを使い、そしてあの女を自分と同じく殺し屋に仕立て上げてまで差し向けた事に悪意を感じずにいられなかった。
故郷が武装ゲリラに襲わせたのも、あの男が一枚噛んでいる可能性が非常に高い。
『ボス』はまるでB級ハリウッド映画のありきたりな脚本のように、キルーマの運命を演出し弄んでいたのだ。
(奴は何故、ミホを殺し屋に仕立てなかったのか?)
それはキルーマの疑問の一つだった。しかし、今思えばミホを人形にしなかった理由がわかる気がする。
彼女が完璧に殺し屋になってしまえば、殺意に敏感なキルーマはミホを殺すと考えたのかもしれない。
いや、もしかしたらミホ自身キルーマを殺す事に躊躇いが出ると見抜いていたのだ。そして事実としてそうであったように…
結果としてそれは、キルーマやミホ自身にとっても不幸中の最愛という結果に落ち着いたのではあるが。
キルーマはミホを殺す事は出来ない。そうしてしまえば『奴』に押し付けられた役割を全うしてしまう結果にもなるうるからだ。
(もうお前の言いなりになる事はない…その報いは必ず受けさせる)
今から奴がいるアジトに向かっているのだ。傷ついた体を押してまで…
奴を殺した後でその後はどうするのか、それはどうするか解らない。
未来の事なんて考えたこともない。彼は今までそんな事など考えずに殺し屋をやってきたのだから。
(決して俺は、光の世界には行けない…)
だからこそ、ミホを元の故郷へと返してやれた事に満足を覚えていた。
自発的に他人のために動く。何故そうしたのかはキルーマ自身にもわからず、動機は不明瞭だ。
償い、と言えばそうなのかもしれない。今までに彼は多くの人間をその手にかけてきた。
それを気付かせてくれたのは他ならぬミホだった。彼女がいなければ、またはキルーマが手を下していたらまた違った結末を迎えたのかもしれない。
(…く、もう嗅ぎ付けたか!)
五十メートル背後に気配を感じた、組織の追っ手だろう。それを蒔くためにキルーマは路地に入った。
まるで組織と決別したあの夜の時みたいだと思った。しかし、今度は生還の必要は無い。
逃げ切れなかったとしても別に構わない。自分の命に彼は執着が無かった。
組織に造反しても何も変わらない。『ボス』はロザリーのように代わりを用意して自分のいにそぐわない者を排除するだろう。
仮に『ボス』が死んだとしても他のものが取って代わるだけだ。この世界に救いなど無い様に思えてしまう。
しかし、無味無乾燥な人生の中でようやく一人の少女を守りきった事は彼の中でも特別な意味を持っていた。
(それでも構わない。俺がここで死のうがルーナの元に行くだけだ)
今のキルーマは満足していた。仕事では決して味わうことのできなかった喜びが、自分の胸を浸している。
未来。もしそんなものが今の自分に与えられるとしたら、殺しとは全然無関係の生活を送りたかった。
故郷に帰ってみるのも良いかもしれない。微かな彼の記憶に残るものは跡形も無いかもしれないが行って見る価値はある。
その為にはまずこの場を切り抜けねばなるまい。キルーマは傷ついた体を押して走った、追っ手から逃れる為に。だが…
―――――数刻後に路上に一発の銃声が響き、一発の薬莢がカラン。と音を立て石畳の上に落ちた。
銃身から排出された、まだ熱を帯びた小さな真鍮色の金属筒は徐々に外気に晒されて冷たくなっていく。
そして、その後には静寂だけが残ったのだ。ただ、朝日の訪れを待つ無明の闇だけを残して…
キルーマと呼ばれた青年はルーナと逃げ出したあの夜の地獄から、最後まで逃れる事はできなかったろう。
そして…幾度も悪夢に見た少女の声は、もう聞こえなかった。
ここまで見てくれてありがとうございます。作者の高谷氷理です…
この作品が完結してフォルダ内に転がっていた他の未投稿作品と共に他の春ごろですが、
ですが、せっかくなろうに籍を置いているので一年も放置しておくのも何だろう…という事で改稿して投稿しました。
『アンデス』は『暗殺者(仮)』の表題で眠っていたものをサルベージしたものです。
大まかなプロットを描いたところで、後は流れに任せて好き放題に書く…流石に投稿暦が五年近くなると手馴れてきて
ある程度無軌道にキーを叩いても、物語というものは勝手に出来てくるもんですからある意味楽だと思います。
無計画に勧めて行くと言う点では、自分の人生と同じなんですが何事もいい加減はよくありませんねw
ちなみにこの先品の主人公ですが某漫画のキャラクターと『キルーマン(殺人者)』が由来ですね。まぁ、物騒な由来の割には随分と常識人ですがw
最初のプロットでは彼をミホが射殺して終わりだったんですが、友人に話したら微妙な顔をされたので変更しました。
作中にはロザリーというキャラが出てきますが、このキャラもあるアニメに出てきたゲストキャラが元ネタになっています。
そのキャラクターも主人公の片割れによって肉親を殺され、あまつさえその結末を知らないままエピソードを終えてしまうという悲運な人物です。
個人的には『彼女と空の理想郷』の宇都宮天音と同じくルーナもお気に入りです。いい感じのツンデレキャラになってくれたと思います。
逆にミホはあまり好きじゃないです。面白みが全然ないので(笑)従順であれば話は進みやすいんですがね…
ロザリーなんか最終話以外殆ど出番がないですが、彼女には似たようなキルーマのアンチ的な存在で頑張ってもらいました。勿論好きなキャラですw
マーベル・フローズンやエルピー・プル、美神令子みたいな主人公に都合がいいだけじゃない我の強いヒロインというのは好きですね。
まぁ声優さんのパワーもあるんですが、近年そういったキャラが少なくなってきたのが寂しいですね…
リュック・ベンソン監督の『レオン』に影響されて無軌道に書き初めた作品ですが、話のテンポのよさは上手くいったと思います。
レオンは名作ですので機会があればぜひ見て下さい!(シャクティ風に) 主役声優も超ベテランの大塚明夫さんで敵役も山寺さんと超豪華ですし。
まぁ、最近は投稿してもそこまでアクセス伸びないんですけどね…モチベの問題という奴です。
個人的に二次創作と長編のほうに注力したいので、また暫くはなろうを離れようと思います。(評価や感想戴けましたら戻ってくるかも…?)
最後に、最近は季節の変わり目で寒くなりましたので体調管理に気をつけてお過ごし下さい。では…