『序章(五)』
◇基本設定
◾️登場人物
・さん:主人公。地球から異世界ネイトに転生する。
・女神:転生者を案内する女神。
・ガルガンチュア:最強の召喚獣。
◾️異世界ネイトの世界観
・ネイトに魔王がいる限り、世界は転生者を転生の間に召喚し続ける。
・魔王に対抗できるほどのチート能力は転生の間でしか授かれない。
女神「だ、ためだこりゃ...」
女神「もう還っていいですよガルガンチュア」
さん「待てよ」
女神「今度はなによ!」
ガルガンチュア「!?」
女神「はん!やっぱりガルガンチュアが美少女だからさかっちゃったんだ!?」
さん「いや、そうじゃなくてだな...」
女神「なら何よ!」
さん「なんの為に呼び出したかわからないけどさ、用が済んだらはいさようならはないんじゃない?」
ガルガンチュア「えっ...」
女神「な、何言ってるの!?召喚獣だよ!?」
さん「召喚獣ならそういう扱いしてもいいのか?」
女神「もう当たり前でしょ!?何言って...」
ガルガンチュア「嫌じゃ」
女神「え?!」
ガルガンチュア「まだ還りたくない」
女神「な!?」
ガルガンチュア「わらわはずっと最強だから、戦闘で勝てるから、美少女だから、そんな理由で召喚されて、敵を倒せば、用が済めば、還らされる...わらわはなんなのじゃ...」
さん「ほら、嫌がってるじゃん」
女神「し、信じられない...こんなことって...」
ガルガンチュア「わらわはいったい...わらわはいったい...」
さん「いいんじゃないの?なんだって。ガルガンチュアはガルガンチュアで。そのままでいいんだよ」
ガルガンチュア「えい...わからぬ...わからぬ...わからぬ...!!」
突然強い光に包まれ、ガルガンチュアがどこかへ消えた。
女神「まさか...召喚獣が自らの意思で、タイミングで、還るなんて...」
さん「なんだったんだ?どうしたのガルガンチュアは?」
女神「知らないわよ!あんた頭おかしいわよ!あーーー!」
さん「お、おい」
女神「なんで!?チート能力を選んで気持ちよく転生してたじゃん!今まで!!こんな、こんな人間聞いてない!!」
さん「いや、あの...」
女神「うるさい!」
さん「あ、はい」
A few minutes later...
さん(あれから声が思い出せない...もう一度聞きたい...)
女神「ねえ」
さん(懐かしい声がしたんだ...思い出せない...)
女神「ねぇってば!」
さん「おお!なんだ、静かになったと思えば」
女神「チート能力いらないの?!転生しないの!?」
さん「いやあ、チート能力はなあ。誰の力なのそれって」
女神「え?誰のって、世界?の?」
さん「俺に聞くなってwww」
女神「そんなの誰のだっていいでしょ!あんたが選べばあんたのもの!はい!終わり!選んで!」
さん「待て待てw そんな得体の知れない誰かの力なんて怖くて受け取れんだろww いつ取り上げられてなくなるかもわからんし、そもそも俺には会いたい人がいたんだろ?」
女神「なんでそんなこと考えるのよ!!!いいじゃない!異世界に転生したんだから!!チート!!能力で!!!無双したいんじゃないの!!!」
さん「それはおかしいよ。無双しても、俺は会いたかった人に会えるわけじゃない。それとも、この世界にいるのか?」
女神「...いないわ...おそらく...」
さん「なんだよ、やけに自信ないじゃん」
女神「当たり前じゃないの!あんたが誰に会いたいのかなんて知らないんだから!転生してきてたとしても、わからないわよ!」
さん「それもそっかwwwごめんごめんwww」
さん「女神だから万能なものかと思ってたけど、けっこう不自由なんだね」
女神「うるさあああい!もうわたしに聞かないで!」
さん「いや、あの、聞いてないかも...?汗」
つづく...




