『序章(一)』
◇基本設定
◾️登場人物
・さん:主人公。地球から異世界ネイトに転生する。
・女神:転生者を案内する女神。
◾️異世界ネイトの世界観
・ネイトに魔王がいる限り、世界は転生者を転生の間に召喚し続ける。
・魔王に対抗できるほどのチート能力は転生の間でしか授かれない。
女神「ようこそ転生の間へ、あなたは異世界、ネイトに転生されました」
さん「お、これが異世界転生か。俺は死んだんだな...」
女神「はい...あなたはトラックに轢かれて亡くなりました。あなたの強い未練がこのネイトに転生させたのです」
さん「そっか...強い未練か...なんだろう...なんか会いたかった人がいたような...」
女神「そうです。あなたは生前、死ぬまでに会いたかった人がいました。事故のせいで思い出せなくなったようですね」
さん「まじか。誰だろう。思い出せない...」
女神「とにかく、あなたにはこの中からひとつ能力を選んでネイトを救ってもらいます」
能力が並ぶ:
・見ただけで相手が死ぬ
・どんなものにも変身できる
・最強の召喚獣たちを呼び出せる
・どんな攻撃でも傷つかない体
・相手の能力をコピーできる
・無尽蔵の魔力
....
さん「待て待て待て」
女神「なんですか?不満ですか?」
さん「いや、そうじゃなくて」
女神「なら何か?」
さん「いや、世界を救うのはわかったけど、なぜ救わないといけないの?」
女神「それは魔王が人々を苦しめているからです。あなたは苦しんでいる人を放っておけますか?」
さん「そりゃ放っておけないけど、彼らではどうしようもできないのか?」
女神「はい、異世界転生でしかチート能力は貰えないからです」
さん「ややこしい世界だね...」
女神「うっさいわ!はよ選べ!」
さん「まあそう慌てなさんな」
女神「なに?早く選んでよ、わたしも暇じゃないの!」
さん「いや、暇でしょ。他に何するの?」
女神「え?そんなの、転生してきた人を案内するのよ!」
さん「あー、じゃあ俺以外にも転生者はいるんだね?」
女神「まあ...いるにはいるけど...」
さん「ふーん、それならなぜ世界は救われてないの?」
女神「し、知らないわよ!わたしは案内するだけなの!」
さん「なるほど?案内するだけか。君が案内しなくてもいいんじゃないか?」
女神「どういうこと!?案内することがわたしの存在価値、存在理由なの!」
さん「ほう、じゃあ案内しなかったら君には存在する価値も理由もないってことか?」
女神「何を言ってるの!当たり前でしょ!」
さん「そうかな...君は君のままでいいんじゃないの?」
女神「な、何言ってるの。わたしのままが転生者を案内することなの!」
さん「ふーん、でも君は案内をやめたら価値がなくなるって思ってるんでしょ?その価値って誰が決めてるの?」
女神「え...そ、それは...世界?とか?」
さん「俺に聞くなwww」
女神「そ、そうよね...誰が決めてるんだろ...考えたことなかったわ...」
さん「世界がどうだか知らないけどさ、いっぱい転生者いることだし、もう案内しなくてもいいんじゃないの?」
女神「ダメよ!そしたら誰が世界を救うのよ!」
さん「いやだって、案内してチート能力を与えてきたのに世界は救われてないじゃん?」
女神「う、たしかにそうね...」
女神「じゃあわたしは何のために...」
つづく...




