表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/68

四十五冊目『わたしの上海游記 揚子江のほとりで本を読む』

「府雨の読書日記」四十五冊目『わたしの上海游記 揚子江のほとりで本を読む』


『私の上海游記 揚子江のほとりで本を読む』

 著 夏申


 こんにちは。


 しばらく小説を書いてばかりいて、まとめて読書をすることもなく、たらたらと過ごしていました。


 小説を日に何千字も書いていると、体力も持っていかれるみたいで、体調を崩し、それからの復活もまだ始まったばかり……。


 ひと作品書き上げて、推敲をして、その小説は今寝かしています。


 書き終わるといつも、これ、つまらないなぁ。と、悔しくも思うのですが、それでも、書きたい気持ちはいつも変わりません。


***


 この本の、コロナに関する記述を、僕は高く評価します。評価するなんて立場にはないのですが。


 多くの日本人の作家が書くコロナの時の生活に、不満を持ち続けていたから。日本のコロナは情緒的すぎる。


 この本では、少なくとも、記述の起伏はあるにせよ、事実ベースで記事が書かれていて、感情を読み下して消化する必要がなかった。すごいことです。味が単純でかみごたえがあって、文章として美味しい。


***


 (日本人の)大学の先生が書いたというのに、日本人の大学の先生感がなくて、今まで読んだことのない、際立って特徴的な文体にも、正直驚かされました。


 翻訳物の論説を読むことが多いせいで、翻訳調の中でもある種の文体ばかり好みになってしまって、たまに読むと小説なんかを、受けつけなくなっている自分がいます。


 そういう、翻訳をする先生ではないんだ!


 上海には一度だけ行ったことがあります。上海万博も見たよ。


 僕は、北京の方がなんとなーく好きですが、お金を稼げるようになって、一人旅し放題になったら、中国に旅行して、本を買うのが楽しみ。この本で紹介されていた上海の本屋に行くのが、これも楽しみです。


***


 本は、そこそこ買いますが、なかなか読み切るまでには至らない。この本は結構分厚いですが、サクッと読めました。


 申し訳ないことに、僕は映画もサッカーも演劇もあまり興味がないので、書いている文章の四割くらいはよくわからなかったのですが、でも、かなり面白かった。


 体調を崩していた時期の、実にありがたい寝物語でした。


 昔、大学時代不眠だった時に、大学病院の先生に、「眠れないなら本でも読んだら?」という、アドバイスをいただいた時は泣きそうになりました。読めるわけない。そんな集中力あったら困らない。でも今は、「調子悪いんで、本読んで寝てます」と、胸を張って先生に言えます。


 夏申というペンネームを見て、訳誰だろと思って、仔細に本を点検しても出てこない。


 え? 中国人が日本語で書いたの? と思ったけど、見事に裏切られた。


 いい本です。オススメです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ