十九冊目『アイデンティティのつくり方』
「府雨の読書日記」十九冊目『アイデンティティのつくり方』
『アイデンティティのつくり方』
著 森山博暢・各務太郎
あんまり、世の中のことには詳しくないのですが、今日たまたま、Apple Musicでおすすめされた、Miliという音楽グループの音楽を聴きながら、『アイデンティティのつくり方』という本を読みました。
最近は本はたくさん買っているのですが、相変わらず七冊に一冊のペースでしか読了しない。
もうこれは、業なのでしょう。
そういえば、ソシャゲはほとんどしないのですが、今日秋葉原で、アークナイツ(明日方舟)のフィギュアを買いました。ボーナスが入ったので。とても可愛い。
この読書日記スレッドに投稿している本は、一部を除いて読了しています。
一応、本を紹介するのに、読了もしていないのかと、言われると、それはもう申し訳ないですので。
微細な変化が好きで、あんまり読まない自己啓発本も、珍しく買ってしまいました。それで読了。面白かった。
下北沢のツタヤで積んであるのを見て、その時は手にしなかったのですが、多摩センターの丸善で、棚の下の方に刺さってるのを抜いて買いました。ツタヤさんには申し訳ないです。
アイデンティティについては、あんまり困ったことがなかったので、タイトルを見た時は「いつものやつか」的な第一印象でした。
でも、立ち読みしてみると文章が本当にすらすら入ってきて、この手の話にありがちな「鼻につく」感じがあんまりしなかったので、暇つぶしに読んでみようと思いました。
僕は最近本屋を作ろうかなと、漠然と思っていて、その漠然とした思考に、焦らされていました。
いくぶんか、そのこんがらがった思考にハサミが入ったのは、この本のおかげかと思います。
文体は平明で、書き手の年齢を感じさせない。かなり若い人が書いているのかと思う、メリハリの効いた文です。
文章の間に行間があるのも、さくさく読めて、自分の読んでる位置がわかりやすい。
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アイデンティティで困ったことはあんまりないのですが、この本を読んで、「そうかも!」と思ったのは、アイデンティティが「変化するもの」だという認識です。
それは、自分の未来の創造にも繋がってくる。それが故に、この本ではアイデンティティを、心理学的なステータスと捉えていないのだと思います。
未来の創造というのは、意思決定ということでもあります。
選択と経験と時間は、相互に作用しあって、自由な意思決定の土壌を作り、また制約を生みます。
変化するアイデンティティが個人的には最近のマイブームで、これまで考えてきたことを、ゆっくり変化させるタイミングの一つが、今来ている気がしているんです。
自由な意思決定ができるのは、もしかしたら若い時限りのことかもしれないとの示唆は、かなり胸を打ちました。
行きたい大学に浪人して行った時の、選択のギャンブルに勝ったことも、やはり嬉しさだったのかもしれません。
選択することは、特権であり、実に楽しいことです。本を買う、一つのことにつけても、そうです。
思考は変遷する。
明日は、何か違うことができたらいいな。僕はそう思います。
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こういう言い方もできるでしょう。自己啓発とは所詮、脳の賦活作用なのだと。
それは、否定できません。自己啓発を読んでも、実行しなければ豆知識でしかないし、如何に頭が良くても、使わなければ宝の持ち腐れ。ただの物知りさん。
知っていて誇れるのはきっと二十代までで、僕はもうそろそろ二十代は上がりなので、「生業探し」はそろそろ終わりたい。




