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望まれなかった僕。  作者: 齊藤正太郎
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そして僕は。

この現代社会。望まれない子供と言う言葉を耳にするようになり数年。親を知らない僕はきっと望まれなかったのだろう。

産まれて直ぐにダンボール詰め込まれ動物を捨てるように

真夏のある日。

僕は捨てられていたんだ。ここからが僕の長い人生のスタート。

きっと誰も経験出来ない数奇な人生。

さあ、何処から話しましょうか?

そして今の僕も孤独。人間と言う動物が嫌いなのは必然。

さてダンボールの中の僕は何処へ行くのか?

ぽつんと捨てられていた夏の日、大阪市内の小さなお寺さんの境内。

もちろん僕に意思などなく、そのままお寺さんの孤児院へ。

凄まじい人生の始まりです。生きているだけで恐怖を感じる日々。

僕に取っての普通は暴力。

大きな、お寺の中で血も繋がらない兄弟との生活。

意味もなく受ける暴言と暴力。

大人の顔色を伺い殴られないこと、ご飯を普通に食べたいこと。

泣いてばかりの兄弟達を守る。ご飯が与えられない夜は眠れない。

お寺の本堂に祀られている果物を隠れ盗み兄弟達に与えること。

箱でのミカンは良かった盗んでもわからないから。

物心付き始めてからの僕は大人達の矛盾や狂気を理解し始めている

かのようにふるまいいなせる会話力や作り笑いと嘘。

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