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入院生活６
彼女が病室に来るたび嬉しさがこみ上げてくるようになった。
それから見つけるだけで嬉しくなり、
はたと気づいた。俺は恋してるんじゃないか?
彼女は特に変わりなく優しく接してくれていた。
年の差は多分彼女の父親よりは年上だろうくらいに思っていた。
今度機会があれば聞いてみよう。
彼女の姿をしばらく見ない日が続き、勝手に心配していたら、ただの休日だった。
俺はどうしたんだ。彼女がいないときまで振り回されているではないか。
やはり生まれて初めての恋いか。
50,歳にして初恋か。
誰かに知られたら恥ずかしい、気をつけよう。
まわりには遊び人として遊んてきた人物と思われているからな。
