表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タッツミー  作者: ゆらゆらゆらり
60/74

天井のその先へと飛んでいきます

 亮の視線の先で、レフェリーが腕を横に振っている。耳には大歓声の中、ゴングの音が響いている。


 俺は……俺は勝ったんだ。


 噛みしめるように目を閉じた。弾けるような声が耳元で響いている。体が心地いい温もりに抱き込まれている。

 目を開ければ、淳史に抱きしめられていた。ヤマさんに、伝次郎に。みんな泣き笑いの顔がここにある。


 奈津子。


 一歩後ろで、両手を胸元で重ねる姿がある。

 奈津子が指から指輪をはずし、差し出されるように向けられた。

 目にはこぼれ落ちそうなほどに涙がたまっているが、口元には最高の八重歯が輝いている。


 淳史が亮を抱き上げるように持ち上げた。

 亮は天上を、いや、突き抜けてもっと遥か上を見つめた。そこで見守ってくれていた人へ届くように叫んだ。


「うぉ――!」


 拳を突き上げて。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ