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タッツミー  作者: ゆらゆらゆらり


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限界かもしれません

 リング上の亮は意識が朦朧していた。ロープ際に追い込まれ、いくつものパンチが襲い掛かってくる。必死にガードを固めながらも、パンチを返しているが、呼吸が苦しいし、体が思うように動かない。


 殴られつづけている痛みさえ、感じなくなってきている。


 意識が……遠のいていく。


 耳の周りで響いていた声援は雑音に変わり、それも聞こえなくなってきた。

 無音の世界が広がっていく。




 とその時、

「亮! 戻ってきて」

 奈津子の叫びが耳、いや、胸に――


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