やってみると、意外と大変。
こんにちは、コミュです!
大変出すのが時間がかかりましたけど、とても面白い作品が書けました!自分の感情のまま書いただけなので、正直どうだ?って言われると、知らないって所がありますけど、それでも、初めて真っ当に書いた作品なので是非読んでください。
現実はいつも非情ではなかろうか?
僕はいつもそう思う。恋愛をしたくても、望んだ恋愛などしたこともないし、消えてしまう事も多い。青春時代からあまり悪目立ちが好きではなく、少し控えめだった。けど、アニメやドラマの主人公は俺とそう変わらないような人間が楽しそうに色々と部活動をやってやれ合宿などやれ父親が持ってる別荘で遊ぼうなどそんな簡単に物事を言ってくれるが、そんな現実は少なくとも、俺が過ごしてきた中学や高校生活の中で一度もない。生徒会とかはアニメで権力はあるが、ほんっとうにそんな力はない。まぁ、1番なかったのは出会い
であり可愛い彼女が出来る事ではあるけど、正直そんなことは元から望んではなかった。別に彼女が居たからとかそういう訳ではない。どうして期待していないのかは簡単だ。
小学校の頃から顔合わせ奴らとそのまま中学に上がる訳だったから、小学校の頃から可愛い子は中学でも可愛い訳で、小学校の頃からそんな可愛くない子は中学に行っても大しては変わるはずもない。そりゃ他校から来る子も居たりするし、成長していけば変わるかもしれないけど、普通くらいな顔の子が急に絶世の美女くらいのレベルになるわけがない。それどころか下手にメイクして先生に見つかって怒られるやつもいるし。まぁ、多少は可愛い奴がいても、腹の中では「あー早く帰りたい」や「合わせとけば良いや」みたいな綺麗な顔とは裏腹なこと考える奴もいるってそれは最近のアニメとかでもそういうキャラはいるか。でも、アニメの中の清楚キャラは存在しないし、そんな女子達との高校時代の楽しい思い出なんて物は出来るはずがない。そして、あっという間に時間は嫌でも
過ぎて行く。
「釜蔵さん!この仕事任せても良いですか?」
後輩は俺のデスクにやってきては唐突にそう言ってきた。
「あー、、、大丈夫だけど?」
別にいつものことでもあるし、俺もたまにやってることではある。それに、こいつの任せますはそんなに面倒な事はない。
「あざまーす。実は今日彼女との大切な日でした。」
寺下。その彼女と大切な日と言っては、俺に何回タイプもジャンルも違う女の子を紹介してきてるんだ。お前が俺の後輩である以上長続きしてくれることを願うよ。
「そうか、まぁ、頑張んな。」
「ありがとうございます。でも、先輩今日はもうあと1時間で上がりでしょ?出来るんすか?」
少し不思議そうな顔で見てくる。こいつはわかっていても、そういう顔で見てくる。
「まぁ、けどこれぐらいの物量なら、30分で終わる。てか、お前がほとんどやってるし。」
「そうなんですけどね。」
「仕事は任せて、お前は早く行け。」
「それではお言葉に甘えて、ありがとうございますね。」
そう言って寺下は足早にその場を去っていった。
俺はパソコンの時刻を確認して上司がいる事確認すると、パソコンのソフトを開いては早急に終わらせようとした。別に急ぐ大事な理由なんて物はけど、やりたい事はある。そのために早く終わらせる。
あっという間に終わらせてしまった。30分とは言ったものもあいつのやりかけはよくやるのでどうやってるのか分かるから、20分くらいで終わってしまった。
上司に確認を取るためにデスクを立つと
「せーーんーーぱーーいーー」
後ろから来るその甘い声に俺は少し嫌な予感を感じながら振り返った。
「なんだ。猫島。」
春から入ってきた新人社員で俺が教育係を担っている後輩社員。高校上がりなこともあり、少しだけ格好が若々しくその態度も仕事に出やすい。
「もう仕事終わりですか?終わりですよね。さっきからパソコンの時刻を確認して、河村部長がいる事をちろちろ確認してましたし」
こいつ俺の行動を見過ぎなんだよ。そして、変に感が働くから嫌だ。それに、仕事も高校上がりとは思えないほど仕事は出来る。なんなら下手な大学上がりよりも出来るから、上司からも注目されてる。
「そうだけど、なんか用か?」
「いいえ〜。ただ先輩とご飯でも食べたいな〜。そう思っただけですよ。」
別にやりたい事はいつだって出来るが、正直こいつと一緒に飯を食いたくない。
「すまん。分かると思うが、用事があって…」
「用事ってどのくらい大事な事なんですか?合コンですか?でも、先輩に限ってそれはないですよね。先輩その手の話とは無縁そうですし」
失敬ではあるが、この会社でまず間違えなく俺が1番そういうことに興味ないのは事実だろう。
「家族が倒れたとかなら、多分早退とか出来たと思いますし、先輩は寺下さんみたいに彼女もいなかったですよねー?」
「ああ、そうだな。」
行きたくない。今俺の脳裏にあるのはその言葉だけだ。ただ下手にきっぱり断れない。間違えなく社内の同性社員からは「教育係だからって調子乗んな」とか「そういう態度が感に触る」みたいな事言われて正直ダル…面倒なので出来ない。容姿は悪くないというか、かなり良い方なので、もう2ヶ月くらい経つが、社内には密かに猫島を好いている奴も少なくない。
「用事と言っても、多分、それほど重要ではないものと後輩との2週間に一度くらいのお食事会。
どっちの方が先輩にとっては大事ですか?」
こいつとはたまに食べに行くが、全部誘ってきてきたのはこいつからだ。
「釜蔵くん、寺下くんから話は聞いてるが、仕事の方は終わったかね?」
そんな問い詰めを猫島からされている最中部長が俺に分かったかのような割り込んできた。
「なんだねん猫島くん飲みの相手を探してるのかい?だったら私と…」
「いえ、部長さんには愛する妻子が家で待ってるじゃないですか?」
明らかに嫌そうな顔をしながら部長の相手をする後輩を尻目に
「終わったので、今日はこれで。それでは」
足早にその場を去る俺
「ちょっと、先輩…」
俺を呼び止めようとする猫島その応答をせずに俺は会社を出て行った。
駅に着いて、やっと肩の荷が軽くなったところで俺はホームで電車を待ってる間スマホを取り出した。そうしてあるアプリを開いた。
[おつー。。]
[お、カルマ来た。]
[お疲れ様。今日は仕事もう無いの?]
俺がやってるアプリそれは【セッション】という簡単に言う匿名希望の人達のお喋りアプリだ。このアプリはまずユーザーを登録して、その後、今募集メンバーしているグループに参加する。抜けるのは自由だし、抜けさせる事も出来る。入るのはもう不可能だが、一度抜けた人物がもう一度入る事ができる。
[片してきた。]
[えー!17時だよ!?まだ17時だよ?]
[そんだけ俺が優秀って事です。]
[なんか腹経つ]
[けど、良いね。私は残業確定だよ。]
ただし条件がいる。その条件とは、メンバー全員がそのメンバーの復帰を望むか否かだ。望まない場合は言わずもがなら、入る事はない。俺はこのセッションを最近になってまた使い始めた。きっかけは新機能の搭載である。
[あれクッチ居るのに反応しない?]
クッチさんは高校に行ってる元気な女の子だ。
[さっきまで話してたのにどうしたんだろう?]
[寝落ちワンチャン?]
[起きてますよー。( ・∇・)]
[あ、反応した。]
[お疲れ様です。カルマさん。( ̄^ ̄)ゞ
ちょっと電車の乗り換えでスマホを開いたまま放置してました。(>_<)]
[あ、なるほど]
新機能。それは誰が話しているのか分かる機能だ。そんなのはトークを見ればわかるのはそれは他のトークアプリだけだ。このアプリは他のアプリに移り変わるとその瞬間からグループで何を話しているのかわからなくなくる。なんでこんな機能なのかは俺にはわからないけど、新機能のおかげで俺はこうやってこのアプリをもう一度やる事ができている。
[てか、今帰りクッチちゃん?]
[はい。学校帰りです。( ̄∇ ̄)]
[電車通学とか憧れる。]
[毎日で電車で通勤してないんですか?]
[そうだよ。毎日憂鬱、憂鬱言いながら、電車乗ってるじゃん。]
[そういう事じゃないの!全くカルマくんと夏生はわかってないな〜。]
[曜はいちいち面倒いよね]
さっきから実名で話してる曜さんと夏生さん(このアプリでの名前は木の葉さんとマーズさん)は俺と年が2つか1つしか変わらないのにとても子供っぽく見える。
[夏生にそれを言われたら、私おしまいだわ……]
[そこまで言うか!?]
[そうですね。木の葉さんに言われたらおしまいですね。]
[ですねー。(`・∀・´)]
[カルマとクッチちゃんまで…ひどいぜ。]
[ちなみに夏生はあとどれくらいで終わりそうなの?残業って言ってるけど?]
[言うても、そこまでかな?そこまでないかもしれない。]
[じゃあ、待ってるから今日飲まない?私駅で待ってるから?]
[お、良いね!クッチちゃんは無理だけど、カルマは来る?]
[良いね!来なよ!カルマも!どうせ住んでる所近いんだから]
呑みに行くのか。良いなぁー。このグループは愛知県に住んでる人のグループで10人そこら居るが、基本的にこの4人が喋る事が多い。よく喋るこの2人とは一度飲みに行ったことがある。少し行きたい気持ちもあるが、それよりも家に帰って家の事をやらないとけない。
[お誘いは嬉しいけど、家に着きそうだから、もう良いや]
[なんでよ!先輩の愚痴を聞け!]
[そうだ。あわよくば私達を責任持って家出に返せ!]
[そう言って、この前自分たちの足で帰っていったじゃないですか?]
[えー!良いじゃん。飲もうよ。]
[もう、大曽根ですもん。待ち合わせの駅って名古屋駅ですよね?]
[まぁ、そうだけど]
[近くじゃん。定期だし、すぐ来れるじゃん。]
[とにかく、今日は行きません!]
たしかにマーズさんと木の葉さんと話すのは楽しい2人とも話が面白いし、まぁ、夫婦漫才を見ているようなもんだ。
[ちぇー、まぁ、良いや。でも、来たくなったら、連絡しろよ。]
[絶対してね!]
こんなに誘うのは2人が俺に好意を持ってくるからではなく、この2人は単に仲良い人と大勢で飲むのが好きなのだ。この前飲んだ時もこのグループの社会人組の俺とこの2人とあと2人で飲んだ。
「良いなぁー。(´;ω;`)私も行きたい!(ToT)]
[クッチちゃんも成人したら、行こうね!]
[はい!必ず行きましょう!]
[って、言ってもあと4年?後じゃん。]
[四年後とか、俺30手前じゃん。]
[私ら、アラサーだよ?]
[やばいな。考えないで、今を生きよう。]
[そうですね。]
[未来も生きようとしてください!( ̄▽ ̄)私みなさんと飲みたいです!(≧∇≦)]
[そうだね。未来も生きよう。]
そろそろ本当に大曽根駅に着きそうなので、一度抜けなければ
[一旦ドロンする。]
[あ、今やっと大曽根ついたろ?]
[あ、バレた]
[何!?騙したな!?]
[ふっふっふ。]
[だ、騙された……]
[やられましたね。( ̄ー ̄)]
[まぁ、しゃーなし。私も仕事戻るわ。]
[それじゃ、私も]
電車が大曽根のホームに着いた。ホームに降りると、しまった。1番奥に乗っていたことに今気付いて少しだけ気分が下がってしまった。すると、付けっ放ししてポケットに突っ込んだスマホがスムーズして、スマホを取り出した。何かと思い目の前にあったベンチに腰を下ろした。
[あ、あのー]
クッチさん少し遅めにそう送ってきた。
[何?]
「どした?どした?]
[あ、いえ、やっぱ良いです。]
[そっか、言いたくない事なら、無理に聞かないほうがいいね。言いたくなったら、また言ってね。]
何か相談したいことでもあるのだろうけど、踏ん切りがついておらず、まだ言い出しにくいことなら無理に聞くのは良くない。
[ありがとうございまっす。(^_^)]
[お、男っぽい発言。流石、カルマ]
[男ですからね。]
[まっす。になってるのはみんなスルーなのね。]
[そこはスルーしてください!。゜(゜´Д`゜)゜。]
[わかりましたっすw]
[了解しましたっすw]
[もう弄らないでくださいよ!(>人<;)]
[ごめん。ごめん。そんじゃあね。]
[うん、またね。]
[バイビー。カルマとクッチちゃん。]
[はい!(⌒▽⌒)]
そう言ってまたポケットにスマホを入れて、少しベンチに座ってゆっくりしながら、景色を眺めた。
(夕焼けが綺麗だな…)
少しだけ曇っては来ているものも、夕焼けがとても綺麗で少しだけ見入ってしまった。しばらくしてから、腰をあげると、またポケットが揺れた。電源を切っているので、グループトークがに発言があっても反応はされないけど、一対一の個人チャットなら、反応するのでそっちだと思い開いた。だが、あまり個人チャットはやらないから誰から来たのか皆目検討も付かなかった。
[すいません。先程はありがとうございます。
相談しようと思った事ですが、直接聞いて欲しいです。カルマさんだけに]
クッチさんから少し行を開けて相談したいと送ってきた。正直相談事と言われても、何を相談してくるかも全然想像も付かないし、どうしたら良いのかも何も思いついてない。だけど、断る気にはならなかった。
[わかった。今からで良い?直接っていうのはあって相談したいって事?]
あまり深く考えず送ってしまったが、現役女子高生に向かって送る内容にしてはなかなか際どいものな気がする。
[はい、そうです。私が大曽根に行った方がいいですか?]
良かった。もし勘違いだったら、少しだけ気まずくなっていたところだ。
[いや、俺が場所を合わせるよ。今どこにいる?]
[今電車の中で、もうすぐで名古屋駅に着きます。]
[わかった。俺も名古屋駅に向かうから、金時計前で集合しようか。]
[分かりました!_φ(・_・]
いつもなら見慣れてる顔文字が、最後の一回しか使われてない事に少し違和感を感じたが、深く考えすぎてる気がしたので、触れなかった。
名古屋駅に着いた。電車がなかなか来ず、かなり待たせてしまった。クッチさんからは[もう着きました!金時計前で( ̄^ ̄)ゞ]っと送られてきた。
少し急ぎめで金時計に向かう。金時計の近くまで来ると、周りを見渡したけど、クッチさんがどれかなんて見分けがつくはずがない。俺もスーツでリュックだから、周りと結構被っていてかなり分かりにくい方だ。
[分かりますか?(−_−;)]
[わかんない。どんな格好してる?]
[制服って言いたいところですが、あ、いえ。制服じゃなくて]
[何?]
[制服っぽいんですけど、髪色がサラサラのロングの茶髪でミニスカートに黒と白のニーソを着てる人です!(>_<)]
何その格好!?ともかく、そんな人を探すしか……目の前にそれらしき人がスマホをいじっているのが見えた。あれだ。
「あのー。クッチさんですか?」
と少しだけ恐る恐る聞いてみるが、依然として反応がないので、肩に手を置いて
「あの〜??」
はっ、と気付いたのかこちらをチラッと一度見てから、不審そうな顔になっていき
「はい?誰ですか?それ?」
少しだけ嫌そうな声をしてきた。けど、その顔は明らかに女子高生と言うよりかは少し大人びて見えたと言うより、制服が明らかに紋章も付いてないし、コスプレだとすぐ分かるような奴だった。
「あの?ぼーっとしてないでなんか言ってくれませんか?」
「え、いや、その」
あまりにもその不自然な格好に見入っていると、あちらか声をかけてきて少し焦った。と言うか、違うという事はこの人誰だよ?
「すいませーん!!」
後ろから女子高生の子が呼びかけてきた。
「この人私の彼氏なんで、すいません。失礼します!」
そう言って、僕の腕を取ると
「ちょっと」
「少し合わせてください。事情はあっちのカフェで話します。」
この子は誰なんだろう?今そう考える事はない。見てすぐはわかった。
「あ、すいません。お姉さんが可愛くて、つい声かけちゃいました!」
「もう!しっかりしてよね!」
「は、はぁ……」
間違えなくこの子がクッチちゃんだ。
「それじゃあ、私はこれで!」
「これで!」
そう言って僕たちはその場から逃げ出した。
読んでみてどうだったでしょうか?
まだまだたくさん書くので、このストーリーは永遠に続くぐらい書くので、みなさん絶対読んでくださいね。1行でも、共感を持ってくれるようなことがありましたら、嬉しいです。それでは、ぜひこの作品を気になってくれたら嬉しいです。それでは