騒動
俺が最初に降り立ったとこは草原であった。
草は膝にとどかないくらいの長さで、鬱陶しさは感じない走り回れば気持ちよさそうな所であった。
その草原景色はずっと続いており、後ろを振り返ると大きな森が存在していた。
心地良い風が顔にあたる。
気温はだいたい20℃前後くらいか。少し肌寒い。秋なのかな?
とりあえずどっちへ行こうか・・・・森か草原か・・・・空から見るのは・・・・ダメだ面白くない。 空から見るのは最終手段か絶景を見る時だけにしよう。
でもやっぱり草原かなー。森は・・・・うん虫がそこまで多くないとわかっててもトラウマが・・・。
でもなー同じ風景かもしれないしなー草原。
うんうんと悩んでたその時
「きゃああああぁぁぁ――」
俺の耳にうっすらと女性の叫び声のようなものが聞こえた。
森の方からだ。
「・・・なんだ?」
俺は気になり、声のした方へ駆けた。
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「ふひ・・・ふひひひひひひひひひひひひひ・・・・よ、ようやくみつけたよお嬢ちゃん。さ、は、はやくおじさん達のほうへおいで、フヒ」
「いやぁ・・・こっちにこないでぇ・・・・」
「き、聞き分けのない子には、フヒ、お、お仕置きが必要ですねぇ・・・フヒヒ」
ようやくみつけた。
全く手間を取らせやがって。
早く服を裂いて、その汚れを知らない体に教え込んでやる!!
「おい!! お前は辺りを警戒していろ! 僕はこれから、こ、この女の身体検査を行う! 僕がいいというまで決して覗くんじゃないぞ!!」
「そりゃあないですよ隊長ぉ。 俺にも楽しませてくださいよー。 ヤルためにわざとその子だけを逃がして隊から離れてこうして二人で追ってきたんですからー。 おこぼれくださいよー」
「む・・・・し、仕方ないですね。 僕が終わったら後は好きにしていいですよ」
「・・・・・! わっかりました!! では私めは周囲警戒の任務につきますので、ごゆっくりどうぞ!!」
部下はそう僕に告げると機嫌よくその場から離れていき姿が見えなくなった。
聞き分けのいいやつだ。あとでしっかりあいつにも楽しませてやろう。この子が壊れてるかどうかは話が別だが。
さて、邪魔者はみんないなくなったとこでそろそろ始めましょうか!
いまだ腰を抜かしている少女に詰め寄る。
黄金のような輝きを放つその金色の髪。宝石ともいわれるその碧眼。
その両方を持て余さないほどの美貌、男の情欲を駆り立てるその肢体。
まったくエルム族は最高ですよ。高値で売買されるわけだ。
僕は妙齢な女性は好みではないが、こういう肉付きのいい少女は大好物なのですよ!!
僕は目の前で腰を抜かしている少女に跨る。
「ひぐっ・・・・・たすけて・・・おかあぁさん・・・ぐずっ・・・おとぉさん」
「ふひひ、助けを求めたって誰もきやしませんよっっと。 フン!!」
僕は少女の服をおもいっきり引きちぎる。
まだ、成熟していない幼い体が露わになる。
ああ、ああ! この背徳感がやめられない!!!!
あれは二年前だっただろうか。興味本位で奴隷市で少女を買い、自宅で痛めつけながら犯したのが始まりだった。
とても快感だった。泣き叫ぶ声で興奮する!誰かに助けを求める声で興奮する!犯されるときの少女の言動、行動一つ一つが僕を興奮させる!! そして、僕みたいな小さいモノでも幼き体には十分で、奥までとどくし、なにより締め付けがいい!
そこからはもうノンストップだった。
頻繁に奴隷市に通いかわいい少女を買っては自宅に連れ込み、犯す。壊れたり、飽きたりしたものはすぐに処分した。うるさいし、邪魔だからね。
パパもママも僕の行動に一切咎めなかった。むしろ褒めてくれた。ようやく女を知る事ができたのか、さあ早く後継ぎを作ってくれと。お金もくれた。
だからどんどん買った。どんどん犯した。いつの間にか少女以外に欲情することはなくなった。
「いやぁ・・・・ぐすっひぐっ・・・・・・・・・・やぁ!」
目の前の少女が最後の抵抗なのか体を大きく捩る。
しかし、大人である僕の体重をはねのけることはできなかった。
僕は舌なめずりをする。
おとなしそうにみえたが少しは反抗するようだな。
「そ、そんな悪い子には!!」
パッァァン!!
少女の頬に平手打ちをする。
少女は何をされたのか一瞬分からなくポカンとしていたが、頬に痛みが出てきたのか我に返りそのあどけない美貌をくしゃくしゃに歪ませる。
もう抵抗はしなくなった。
「ふひ、い、いい子になったね。 フヒヒ、そのままで、ヒヒ、いなよ」
僕は下半身を丸出しにし、イチモツを外にさらけ出す。
「・・・・・・!!? ・・・・・・・・おかぁ・・・・さん・・・・・」
僕のイチモツを見た少女は見るからに顔を青くさせ、絶望しているようだった。
おぉ・・・その顔もまたいい!! もう我慢できん!!!
「いっただきまーーーーs――――――」
「そこまでだ、悪党」
何者かの声によって邪魔された僕は、声がした方へ振り返る。
そこには奇妙な格好をした平民がいた。
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若い女性の叫び声がした方向へ駆けていくと森の入り口に着いた。
そこらで辺りを見渡していると・・・
森のちょっと入ったところに人影をみつけた。
「あれは・・・人間・・なのかな?・・・・この星にも人型の生命体がいるなんて驚いたな」
だいたい宇宙人を想像すると触手を持っていたり、頭がでかかったり・・・でも、あの影は間違いなく人間であった。
「とりあえず、まずは接触して確かめてみよ」
俺はその人影に近づく。
どうやらそれは鎧と顔出し兜を被った兵士のような恰好していた。ヒトっぽくてとりあえず安心する。
「すみません、ちょっとお聞きしたいことがあるんですが・・・」
「dwads!? ffaswedasddweffass!!! adwdadsa!」
「あ、やっべ、何言ってるのかわかんね。 ”意思疎通” っと」
「dasdaw――・・・・おい!! さっきから何わけのわからないことを喋っている!! 質問に答えろ!! お前は何者だ!」
「あ、よかった・・・私は星野 光輝と申します。 ここらで若い女性の悲鳴が聞こえたんですが・・・何かあったんですか?」
「・・・・。 おまえ・・・・聞いたのか?・・・」
「・・・? はい、聞こえましたが」
「・・・そのまま何も聞こえなかったことにしてここから立ち去れ!! さもないと・・・・痛い目ではすまないぞ・・・」
そうにべもなく、俺を追い返そうとする兵士。反論は認めなさそうな雰囲気だ。
しかし、あの悲鳴は気になる。こいつ・・・なんか隠しているな?
俺はいかにも無害そうな正義感あふれる若者を装い、兵士を問い詰める。
「ですがあの悲鳴からして、ただならぬ状況だと感じました。・・・・教えてください兵士さん!」
「ああ、もう!! さっきからグチグチ、グチグチと! 平民のくせに生意気だ!! 見たところ怪しい格好をしてるし、お前さては王国のスパイだな?!・・・ここで成敗してくれる!!」
俺がうざかったのか、兵士はそう言うと腰に佩いている剣を鞘から抜き、剣先を俺に向けた。
ていうか、おまえ、俺に、
「死ねやあああああちぇやあああああああ!!!」
剣 を 向 け た な ?
俺はわざわざ不可視のバリアを消す。そんで襲いかかってきた兵士の遅すぎる剣を片手でつまみとり、奪う。
「なっ! ばかな! この俺が平民ごときに!!」
兵士は訓練を受けてない平民に剣を取られたことに驚いていたが、俺も驚く。
「おまえ・・・・すげえな」
「は? どういうことだ!!」
「なんでしゃべっていられるの?」
頭と胴体を切り離したのに。
「なにをばかなこ――うひぇあ」
兵士は変な声をあげたかと思いきや首が体から転げ落ちた。それっきりもうしゃべることはなかった。
「人間って気づかなければ首を切っても生きていけるんだな。 おもしろ♪」
俺は兵士の頭をつかみ取る。
「こいつがここにいたっていうことは近くにその女性がいるってことだよな。たぶん」
辺りをくまなく探し回る。
現場はすぐに見つけられた。
そこには下半身丸出しの太った中年の男がほぼ半裸な美少女を押し倒していた。
絵面的にもうすでにアウトである。
かたや見るも無残な豚みたいな・・・・いや、豚さんに失礼か・・・気持ち悪い生き物に対し、かたや2次元から飛び出してきたかのような現実世界ではありえないほど超スーパー美少女なのだ。
雲泥の差が大きすぎる・・・。
やば、あいつイチモツ出しやがった。キモ!なにあれ、カブトムシの幼虫じゃん。
中年の畜生がなにしようとしているのか予想はついているので早く止めさせないと。俺は決まり文句を述べ、行為を中断させた。
「そこまでだ、悪党」
自分でも読み返して内容にドン引きしました。