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異星界漂流記  作者: 笑わない道化
第一章~能力開花編~
1/29

プロローグ

初投稿です。

素人の拙い文章ではありますがどうぞよろしくお願い致します。

更新速度はかなり遅めです。途中で投げ出すかもしれません。でも頑張っていこうと思います。

あと、内容はかなり薄いです。薄味です。温かい目で見守ってくださいお願いします。

追記:感想と評価もいただきたかったのですが、あまりにも内容がひどすぎたので受け付けないことにしました。



 「この世は理不尽だ・・・」


 もう何度目かわからない言動を口にする。


 自分より頭の良いはずの奴が平然と犯罪を犯したり、テレビの中では小学生でもできるような稚拙な討論が行われている。また、心底くだらない理由で争ってたりしている。

 

 生まれてきた時既に決まっている身体的特徴、例えば顔が良ければどんなに中身が真っ黒であっても人は勝手に集まる。顔によらず身長、スタイルでもいい、どこかしらに強みがあればこの世の中で有利になる。 

 

 付き合いの長い友人だったはずの奴が自分の立場が危うくなるとまるで当然かのように平気で裏切る。


 

 悪人、またはずる賢い奴が得する世界であり真面目な者、正直者は損する世界でもある・・・

 

 

 とまあ、俺のこの世の中についての恨み言の一部を並べてみたがどうか聞いてほしい。

 頭がおかしいのは俺か?それともこの世界がおかしいのか?

 

 どうしてそう簡単に人をだまし、裏切ることができる?

 どうして頭がいいだけで悪人であっても人の上に立つ地位が与えられるんだ?

 どうして自分より醜いからって人の身体的特徴を貶してくる?徒党をくんで


 どうして・・・どうして・・・どうして・・・どうして・・・・・・・・・


 

 「ああ、人類滅びねえかなあ」


 そんなくだらない独り言をつぶやきながらベットから這い出る。昔の苦い記憶が夢に出てきたようだ。

 今日も平和な一日が始まる。

 

 俺の名前は星野(ほしの) 光輝(こうき)

 

 一年浪人しても希望の大学に進学できず、滑り止めで受かった地方の大学一年生だ。

 一年浪人したのだが、真面目に勉強して難関大学に受かろうという気概を示そうとせずただ予備校のカリキュラムに従い、帰ってきても予習復習なんかせずパソコンをつけて動画を見ていた。

 将来の夢、目標がなくただ受験勉強から逃げたいのと自由な時間が欲しいがために結局就職せず大学に入った。

 中肉中背でやや短足、日本人特有の黒髪で堀の深くないのっぺらとした顔。一重瞼で目つきが悪い。

 容姿は中学、高校で顔をバカにされ続けてきたから中の下だろう。もちろん彼女いない歴=年齢だ。

 てか、あまりに顔をバカにされ続けたから自分に自信がもてなく、妙齢の女性の顔をまともに見ることができなくなってしまった。・・・ちきしょう。

 しかも妄想癖の持ち主で、いつも白昼夢を見ている。


 高校で知り合った数少ない友人からの影響でライトノベルを読み漁ったり、アニメを見ることが好きな典型的なオタクでもある。いつからだろう・・・現実と向き合わず、2次元の子を本気で好きになったのは。

 中学、高校で男女両方から自分の顔を全否定されたのが影響したのか、初対面の人に対しては必ず俺にとって善人かどうか疑いをかけるように相手を観察した。また、人生を歩む中で知り合った人とは一定の距離を開けるようになった。

 女性に対してはもっとひどい。年の近い女性とはまともに顔を向けらず、無理やりに向けると顔が歪んでしまう。普通に接することができなくなってしまったのだ。

 

 両親はもういない。10年前父は離婚でいなくなり、母は去年病気で亡くなってしまった。父は酒癖の悪い屑野郎だったが、母は俺がどんなにひどい状況になっても応援してくれた。そんな母が俺のためにと残してくれた少なくない財産と立派な一軒家のおかげで俺はニートに近い生活をおくれている。

 

 母は自分の死期が近いことに気づいていたのだろう、病院のベットで俺が見舞いにくるたびに死んだら散骨にしてほしいと言ってきた。海とか花とか自然が好きだったからなあ。

 最初は困惑していたけど、母の願いはできるだけ叶えてあげたかった。

 

 だから、母の墓はない。

 

 

 俺は起き上がるとまだ眠気が残っているが身支度をすませ、朝食をとる。現在の時刻は午前7:30。

 

 滑り止めの大学だが真面目に講義は受けている。せっかく母がこんな俺のために入れてくれたのだ、無駄にしてはいけない。

 さぼったりなんかしたらあの世に行った時、母に顔向けができなくなってしまう。

 大学にさえいかなくなってしまったら、本当に自分には何もなくなってしまう。何の取り柄もない空っぽな人間になってしまう。そんな気がしているのだ。

 

 (とにかく、今できることはこれしかない。真面目に受けて将来の目標をなんとかみつけよう。)

 

 そう自分に言い聞かせ、自宅の施錠をすませ外に出る。

 どんよりとした曇り空の下、ギコギコと鳴く使い古した自転車で大学まで向かう。

 自宅から大学まではそう遠くはない。自転車でだいたい20分てとこか。地方都市に家があるので、電車に乗らずにすむことができる。


 途中近くにある中学校の時計台を見る。時刻は午前8:15。いつもどおりだ。


 俺のこの後の人生はこんな平穏な世界で同じような日々を繰り返して、いつの間にか就職して、いつの間にかおじさんになって、いつの間にか病院もしくは自宅で一人寂しく死ぬんだろうなあ。

 果たしてそれは幸せなことなのだろうかと疑問に思うが、今はただ前をみて進むしかない。


 そんなことをぼんやりと考えながら信号機が青の横断歩道を渡っていた。




 

 

 ・・・・。  ・・・・。  ・・・・。  ・・・・。  ・・・・。  


  

 なんでトラックが横断歩道に侵入してきてんの?

   

 



 

 あれ? 俺確かに青で渡っていたよな? じゃあなんでトラックがすぐ真横にいるんだ?

 すげえ・・・トラックがゆっくり近づいてくる。こんな経験そうそうできないぞ。

 いやいやそんなこと考えている場合ではない。何とかして逃げないと・・・・。

 あれ体が動かない・・・まるで金縛りにあったみたいに。どうしようこのままじゃぶつかってしまう。

 運転手がみえる。顔をハンドルに突っ伏して寝てやがる、冗談じゃないなんとかしろ!!

 嫌だ!まだ死にたくない!こんなくそったれな世界でもいい事や楽しいことはあった。

 まだ読みかけの小説はあるし、続きが気になるアニメもある。

 絶望的ではあるが運命の人に出会えるのかもしれない。

 辛いことや悲しいことがこれからもあると思うが気楽にやっていこうと自分を励ましていた。

 

 

 なのにどうして・・・・


 


 嫌だ死にたくない。まだ俺は・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


 そんな俺の懸命な心の叫びをもろともせず右横から強い衝撃とともに、俺は意識を手放した。





文章を書くのってこんなに大変なんだ。読むのはあんな一瞬なのに・・・

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