朝日 そして活動
朝日が昇る頃......
エルは目を覚ました。
時刻は7時頃
隣ではミラがまだ寝ていたが、そっとしておいた。
エルは自分の装備の点検や確認を済ませた後、非常食と水を口にしそれぞれの武器の訓練を始めた。
流石に、ハンドカン系ならまだしも昨日、兵士から奪った大型ライフルや機関銃、ショットガンなどはまだ扱ったことがなかったので、使いこなすのには暫く時間がかかりそうだ。
それに、重いので動く速度も落ちてしまうのが欠点だった。
「流石にまだ戦闘では使えないか......」
そのまま訓練を続け......
その時、ミラも起き、着替え終わった後、エルと同じように訓練を始めた。
それから2時間後
ミラがエルにある提案をした。
「ねえ」
「なに?ミラ」
エルはまだ自分の名を呼んでくれなったので少し残念そうだったが、ミラの呼び掛けに答えた。
「私と模擬戦しない?もちろん訓練用で」
エルは嬉しそうに
「いいぜ、悪いけど、手加減なしだぜ!」
「私もそのつもり」
二人は訓練用のハンドガン一丁にマガジン3本(銃弾は殺傷率のない弾を使っており、中にはペイント色素が入っていた)を装備し、訓練用のナイフ(刃が付いてないものを)一本装備し、それぞれ10歩離れて身構えた。
そして、ミラが合図の弾を弾き......
地面に落ちたと同時にそれぞれ発砲した。
次回は模擬戦ですが、戦闘になります。