水飛沫 そして遭遇
「むにゃ......」
エルだけ寝ていた。
隣の寝所にミラの姿が無く
「ふわぁ.........」
エルが起きた。
早く寝てしまったので、夜中に目が覚めてしまったらしい。
「......あれ?......ミラ.......?」
ようやくミラがいないことに気づいたらしい。
眠気がとれ、ミラを探しにに行った。
その時、水飛沫が起こる音がした。
どうやら拠点近くの湖辺りのようだ。
エルは注意深く音がした場所に歩いていった。
拠点からあまり離れていなかった所で、彼女が着ていた服が置いてあった。
その近くに......
水編みをしていたミラがいた。
二人とも目があってしまった。
ミラの姿は服どころか下着すら着けていない。
一糸纏わぬ姿だった。
「わわっ//////!!」
エルは慌てて目を瞑り、後ろを向いた。
ミラは無表情のまま聞いた。
「何しに来たの?こんな夜更けに」
エルは顔を赤くして後ろを向いたまま答えた。
「ミ、ミラがいなくなってたから、この辺りで水飛沫の音がしたから探しに来たら、ミラがいて....../////」
そして、エルは慌てながら言葉を続けた。
「ご、ごめん!覗くつもりはなかったんだ!ほんとにごめん!//////」
謝った。
そして、ミラは
「いいわよ......わざとでは無さそうだし、今回だけ許すわ。」
「あ、ありがと......」
「その代わり、次覗こうとしたら、その両目、抉るからね?」
どうやら、彼女にも羞恥はあったらしい。
「は、はい......」
こうして、エルはミラの忠告を受け入れ、怯えながら眠ったという。
ミラも水編みを終えた後、寝巻きに着替え、エルの隣で眠った。
そして、一日目が終わりを迎え、二日目を迎える。